【23卒内定者NEWONEセミナーまとめ】『人的資本経営時代のリーダー育成 人的資本を活かす管理職に必要な7つの能力とは』 vol.1
こんにちは!NEWONE内定者の青木美奈です。
今回は、株式会社NEWONEの大人気無料セミナーまとめ第六弾と題しまして、『人的資本経営時代のリーダー育成 人的資本を活かす管理職に必要な7つの能力とは』のダイジェスト版をお届けします!
本セミナーは、NEWONEのアライアンス企業の一つであるUnipos(株)の斉藤知明氏とNEWONE代表の上林とのコラボセミナーです。Vol.1では人的資本経営時代の今、リーダー育成のポイントを上林による講演をまとめてお伝えします。Vol.2では、上林と斉藤氏とのトークセッションを要約して、人的資本を最大限活かすリーダーを育成・サポートするためのポイントをさらに深掘りしていきます。
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1. 人的資本時代において変化したリーダーの役割
人的資本、人的資本経営という言葉はよく聞かれるようになってきました。昔から「人が大事」、とは言われてきていますが、最近はさらに注目されています。
ここで、人的資本経営の定義を確認しておきましょう。経済産業省によると、「人的資本経営とは、人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営のあり方」と定義されています。
これまでも人を大切にする経営、つまり人が資本という経営は行われてきました。社員は会社に従属する前提で、終身雇用などを行い、家庭的にかかわっていくといった日本の伝統的な経営方法です。
しかし、人的資本経営は人の資本です。社員と会社は対等で、個人のキャリア開発と能力発揮の関係性になり、かつデータ等も活用されます。人的資本経営においては、個人のキャリア開発や強みの発揮によって貢献実感を生じさせることが重要になってきます。
今後は、経営として人的資本情報の開示を頭で理解しながら、人的資本の最大化のために何が必要なのか、考えていくことが求められます。
では、人的資本を最大化するために具体的に何をすればいいのでしょうか?
世の中には人材が余っている訳ではなく、エース級の人材全員を集めるのは困難です。自分の会社に活かせる強みを持っている人に自社に来てもらい、その強みを活かしていくことが重要です。
そこで、組織におけるリーダーの役割を再定義してみます。
これまでのリーダーは、「資源」をやりくりするポジションでした。そこから、「資本」からレバレッジをかけて利益を生み出すファンクション、つまり人の「資本」を成果につながるように支援するポジションです。
みんなが見てわかるようなスター級の人材を連れてくるのではなく、みんなが注目していない隠れた優秀な部分(スキル、知識、経験など)を見つけて、それが最大化されるようにうまくシナジーを沸かせることで強みにしていく。これはファンクション(機能)であり、リーダーに求められるスキルが大きいです。
このように、人的資本経営時代では、これまでの中間の板挟みになる中間管理職、では立ち行かなくなります。チームの中のトップであり、チームの経営責任者TMO(Team Manegment Officer)になることがこれからのリーダー、管理職には求められます。
これまでの管理職とこれからの管理職(TMO)で変わる点は以下です。
2. 人的資本を活かすリーダーになるために必要な7つの能力とは?
人的資本をどう最大化するのか?
会社の方針や仕事を従業員とうまくくっつける結節点である管理職は、人的資本の最大化のために重要な役割を担っています。
そもそも、人的資本の最大化は手段であり、最終的な目的は企業価値の向上です。
現場から人的資本を最大化して企業価値を向上するためのポイントは4つあります。
● 人的資本を伸ばす
→個人のスキルを伸ばす
● 人的資本を活躍させる
→持っている能力を最大限発揮させるための動きをいかにさせられるか
これら2つは、これまでの既存のメンバーに対してアプローチして、どのように人的資本を最大化するのか、という観点です。人的資本の最大化ではこれらがとても大事になってきますが、それに加えて、
● 人的資本を投入する
→外部からの獲得、すぐに戦力化していく
● 人的資本と経営戦略をつなぐ
→伸ばしたい事業に人的資本を投入する
これら4つが重要です。
では、人的資本を最大化するためにこれからの管理職(TMO)が意識すべき7つの力を見ていきましょう。
これらの7つのスキルの詳細は、私と同じ内定者インターンの渡名喜が書いたレビューnote記事や、『人的資本の活かしかた 組織を変えるリーダーの教科書』を読んでいただけると嬉しいです!
この7つの力は、一昔前よりもさらに求められるようになってきています。
管理職の方の中には、成果も出さないといけないのに人的資本の最大化なんて両方はできない…と思う方も多いかもしれません。
しかし、人的資本を活かすことは、自組織にとっても意味があることなのです!
人的資本のポテンシャルが100あるとして、現場でどれだけ発揮できているのでしょうか?今は、ポテンシャルに対して、何かしらの障害があって成果が70くらいになってしまっている組織が多くあります。
人材が余っているのではなく枯渇している現代の状況下で、ポテンシャルを100%発揮できない障害を除去して、人的資本のポテンシャルを全て成果として出せるように支援していくことが人的資本の最大化においては重要です。
高い成果を出せる組織になれば、リーダーの負担も減り、高い企業価値を出せるようになるのです。この意識を持ちながら7つの意識を発揮していくことがこれからのリーダーにとって大切です。
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