📚UXデザイン100の原則のきろく
【本について】
書籍名:UXデザイン100の原則
著者名:アイリーン・ペレイラ
監修:長谷川敦士
訳:高崎拓哉
出版年:2023年9月
ジャンル:デザイン
【読む前に期待していること】
これまで実践で培ってきたUXデザインが過去色々な人によって蓄積されてきたUXデザインと解釈は一致しているのか。ずれているなら取り入れたい。
【読みながらメモ】
23:単なる初心者向けのデザインをしない
どうしてもこのUIが理解してもらえるのか…という不安な思考で初心者に優しいUI・UXにしがちだが、その先のパワーユーザーなどユーザーのフェーズに応じた使い心地にも目を向けて設計してあげる必要がある
24:簡単に選べるようにする
膨大な有用データがあっても、一度にドカンとぶつけられては何も選択ができなくなる。データの交通整理をして選択のための思考をシンプルにする設計をする
44:約束は控えめに、提供は期待以上に
MVPの決め方
その機能が搭載されていることをユーザーは期待しているか
その機能があろうがなかろうが、ユーザーは気にしないか
その機能がユーザーを怒らせている可能性はあるか
その機能はユーザーに嬉しい驚きを与えるか
その機能はUIの使い方を最適化するか
【まとめ】
単に学術的なUXデザインのアプローチというわけではなく、著者の過去のクライアントワークからの学術的なアプローチとビジネス的な視点のバランスをもった実践的な内容だったと感じる。
自分の担当する領域から少しずれたリサーチの領域が多かったので経験と紐付けて連想できる要素がたくさんあったわけではないが、立ち上げ段階のMVP思考やデザイナーのEQ次第で意図した行動にコントロールできるという点、理想としては客観だがそこにデザイナーの経験などによる主観が入ることも悪ではない(「データがこれだから正しい!」よりも自分自身のうちにある思いを丁寧に言語化して説明するほうが説得力がある)という点が学びだったと思う。