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なぜ今コーポレート採用のアクセルを踏むのか?newmo成長の鍵となる土台づくりに「今」たずさわる面白さとは

「移動で地域をカラフルに」をミッションに掲げ、累計120億円超の資金調達や、2社のM&Aやグループ会社化など、創業半年のアーリーステージのスタートアップとは思えないスピードで躍進するnewmo。この歩みを加速させる鍵に、「コーポレートチーム」の存在がありました。国内で類を見ない規模・スピードで事業を拡大するために、その基盤をつくるコーポレートチームの採用を、現在積極的に行っています!

newmoコーポレートの今、そしてこれからの課題と挑戦を多くの人に知ってもらうべく、チームを代表して、Co-Founder/取締役CFOの武藤(@mutu)、ファイナンス・IRの藤江(@nagisa)、経理の畔地(@azechi)にインタビュー。チームの現在地や、コーポレートから見たnewmoならではの特徴や魅力、そしてチームとして大切にしていることを聞きました。

グループを横断した難易度の高い土台設計と、「攻め」の意思決定を数字で支える。newmoコーポレートの現在地

——まず自己紹介と、newmoに入った理由をそれぞれ教えてください。

Co-Founder/取締役CFO 武藤(@mutu)

mutu:newmoとの出会いは2023年の10月ごろで、共同創業という形で参画し、4月からは新たにCFOの役割も加わりました。

投資銀行や証券会社で働いたあと、株式会社プレイドに参画したのがスタートアップの経歴のスタートになります。CFOとして資金調達やグローバルオファリングによるIPO、M&Aをリードしてきました。プレイドでは約6年にわたりCFOを務めてきましたが、自分の役割をきちんとサクセッションする必要があるといった使命感を、ここ数年は特に抱いていました。

そんな折、証券会社時代の同僚だった青柳(newmo代表、@naoki)と久しぶりにしたランチでnewmoの構想を聞き、「本来あるべき地域交通が規制によって歪められている日本の現状を変えられる挑戦は、絶対に面白い。何より青柳なら、そんな現状を突破できるはずだから、一緒にやりたい!」という気持ちが溢れ、newmoに参画する意思を固めました。プレイド内で、私の役割を託せる組織体制を整えられたこともあり、現在はnewmoのCo-Founder/取締役CFOとして、資金調達や全国タクシー事業者との提携、経営管理体制の構築などを推進しています。

nagisa:不動産証券会社やグリー株式会社で働いたあと、家族の海外転居のためメキシコに移り、その間はフリーランスとして働いていました。その後、ベンチャーキャピタルのリサーチ・ミドルバック業務を経て2024年5月に正式にnewmoにジョインしました。

青柳さんは、私が2009年にグリーへ入社した時の最初の上司で、その時からのつながりです。2023年の年末頃に「新しくライドシェア事業をやりたいんだけど、どう?」と声をかけられたのがきっかけで、newmoのことを知りました。メキシコに住んでいた時は、ちょっとしたお出かけの足として毎日のようにライドシェアを使い、その利便性を実感していました。そんなサービスが日本でも展開できれば、日常生活のクオリティが格段に上がりますし、単純に「このタイミング、面白そう!」とも思って。青柳さんと一緒に働いていたころのワクワク感を思い出し、また一緒に何かを創っていきたいと考え、入社を決めました。

ファイナンス・IR 藤江(@nagisa)

azechi:私はつい最近、今年の8月にnewmoに入社しました。

ファーストキャリアは大手フィルムメーカーで、経理や経営企画全般を経験しました。数年間アメリカにも駐在し、そこでも経理や経営企画を中心に業務に従事していました。

大企業ならではのスケールの大きな仕事にやりがいは感じていたものの、分業化された経理業務だけではなく、経理業務全体を統括しチームをリードしてみたいと思い、前職のispaceという宇宙系スタートアップへ入社しました。同社では経理責任者として、月面開発ミッションを推進するとともに、日本の宇宙ベンチャー初となるIPO達成に携わるなど、非常に貴重な経験をすることができました。IPOを経て上場企業として管理基盤が整い始めるにつれ、新しい会社でのチャレンジをぼんやり考え始めていたのですが、newmo設立のニュースを見て「これだ!」と思い応募を決めました。

mutu:実は、azechiさんが応募してくれたとき、「グローバルな仕事ができるかどうか、が軸の一つのようだ」とHRからも聞いていて。どうしてもnewmoに入っていただきたかったので(笑)、どうやったらグローバルとは対照的な国内地域交通に取り組むnewmoに決めてもらえるだろうか…と話し合っていたんです。改めて、なぜ参画を決めていただいたのか聞きたいです。

azechi:ひとつは事業への共感が強かったことです。ライドシェアはアメリカ滞在中に頻繁に使っていたので、日本に全くない状況に帰国後愕然としてしまって。それ以来、日本にもライドシェアを普及できないかなと漠然と思っていたんです。個人的に「事業を好きか」というのは、しんどい時に踏ん張れる材料になると考えているので、大きな決め手になりました。

もう一つは、面接の中で、自分がとても自然体でいられるのを感じたことです。青柳さんや武藤さんは、界隈では伝説のCFOと言っても過言ではありません。ですが、面接で2人ともとてもカジュアルで話しやすく、フィーリングマッチを感じました。また、そんな実績のある2人の背中を見られる環境で仕事をすれば、自ずと視座を高められて鍛えられるのではとも思いました。最終的な決め手は、武藤さんからいただいた熱い想いのこもったオファーレターでしたね。

経理 畔地(@azechi)

——皆さん、さまざまな経緯・決め手でコーポレートチームに加わっているんですね!現在のチーム体制も教えてもらえますか。

mutu:大きくは、インフラに関わるチームと、事業をドライブしていくチームに分かれています。

インフラ系チームは労務、総務、法務、経理といった会社の基盤をつくる業務を扱っています。

事業をドライブしていく、いわゆる「攻め」を担うチームは、まさにこれから強化して体制を整えていきたいところです。ここにあたるのは、調達に関わるコーポレートファイナンスやIR、予実を作成しそれをもとに事業をドライブしていく経営企画やFP&A、そして適切な意思決定を促進できるよう事業を定量的に可視化する管理会計などが含まれます。

——どのようにコーポレートチームの体制を整えていくか、イメージがあればお聞きしたいです。

mutu:我々はグループ会社も合わせると、実はすでに1,000人を超える組織です。それに対しコーポレートのメンバーは、5人程度と非常に少ない。年末にかけて少なくとも10人から20人ぐらいのコーポレート体制にしたいですね。

newmoの特徴として、創業半年で既にグループ15社(※)、120億円超の資金調達、M&A2社という規模、そしてスピード感があります。定常業務を円滑に進めるための設計を行うのはもちろん、グループ会社が多いと設計難易度が掛け算のように高まっていきますが、そのスピードを緩めることなく拡大を続けられるようにするには、たくさんの仲間がコーポレートには必要です。
※2024年9月記事公開時点。
グループ会社:newmo株式会社、株式会社岸交、株式会社ライドシェアリース、株式会社未来都(関連合計11社)、newmo軽井沢御代田株式会社

中でも、ファイナンス・経理周りに強みを持つ人が集まったチームにもなりたいです。青柳も「資金調達力こそnewmoの競争優位性」と話しているのですが、今後より大きなインパクトを生むためには、さまざまな手法を組み合わせた資金調達に取り組んでいく必要があると思っています。そのためには、人数が増えることだけでなく、この分野に尖った強みがある人たちに仲間になってほしいですね。

創業半年なのに、グループですでに1,000人超えの規模。だからこそ、スタートアップ・大企業どちらの経験もチームには必要

——会社の今後を見据えたときに今のnewmoのコーポレートチームに入る面白さはどんなことがあるでしょうか。

mutuアーリーステージならではのスピード感と、課題・取り組むべきことの大きさが両立していることですね。それに加えて短期間でダイナミックな資金調達をしてきたことで、コーポレートの土台作りに取り組んでいける環境があります

newmoは、年末までに本体単体で80〜100人規模になることを目指しています。1年で100人まで成長するスピードを体感できるのは、国内スタートアップでめったにない機会だと思います。

——azechiさん、nagisaさんから見てコーポレートチームの課題や面白さはどんなところにありますか。

azechi:課題としては、人手が足りないの一言に尽きますね。newmo本体のファンクションを整備していく必要があるのに加えて、M&Aしたグループ企業のコーポレート業務の統合・効率化を一気にかつ同時に進めていく必要があります。創業半年のアーリーステージでは、まず普通ではない環境です。

経理としても、単体決算・連結決算といった業務の広さ・深さがありますし、グループを横断して効率化していく経営企画・経営管理、各社の業績を管理するFP&Aや管理会計など、コーポレートのさまざまなロールがこのアーリーフェーズにも関わらず不可欠な状況。

また、自社のコーポレート組織を作るのと、グループ会社のコーポレートと連携していくのとでは、使う筋肉や求められるスキルが違ってきます。今までスタートアップでコーポレートを経験してきた方にとってはこれまでと違う業務の幅が求められますし、大企業で経験してきた方にとってはスタートアップのスピード感で遂行することが求められます。newmoのいまのフェーズだからできる、全く新しいチャレンジだと思いますね。

newmoはどんどん大きな組織になると信じているので、今飛び込めば、「業務の下地を、経営者と一緒に自分が作ったんだ」と言える経験ができるのも一つの魅力かと。いずれにせよ、newmoが作り上げたいコーポレートの形はとても複雑でチャレンジングなので、採用を頑張らないと全然追いつけないぞ!と感じています。

nagisa:自分の業務に関わることで言うと、エクイティ、デット、補助金・助成金など、あらゆる資金調達への対応が必要になってくるところが面白さですね。それゆえに異なる特徴を持つさまざまなステークホルダーと対峙するので、スタートアップ的な仕草と、よりエスタブリッシュな大企業的な仕草の両方が求められることが、newmoでのファイナンスの面白みだと思います。

エクイティファイナンスに関しては、シリーズAの調達を通じて、ありがたいことに国内のVCを中心とした投資家のみなさまに一定のリーチができたと捉えています。ですが今後を見据えると、より深い関係を築いていくことや、新たに海外投資家・機関投資家などに対してコミュニケーションを進めていける人員・体制が必要です。

また、本格的な着手はこれからですが、デットでの調達にも力を入れていく予定です。newmo本体は、本格的なプロダクトローンチをはじめ売上・利益創出はこれからの段階ですが、グループに参画したタクシー会社は既に事業がまわっていて、融資の実績もあります。タクシー会社の経営権の取得や、タクシー事業に必要な設備投資に対する資金の手当には、エクイティだけでなくデットを活用していきたいと考えています。

さらに、中長期的に、モビリティ分野におけるディープテック領域の研究開発が進んでいった場合などには、公的な補助金・助成金の活用を視野にいれることもできるかもしれません。

ファイナンスチームでは、newmoの成長のための最適な資金調達をするために、国内外のVCや機関投資家、メガバンクや地方銀行、さらには行政機関といった様々なステークホルダーとの関係を構築していく中で、幅広い知見を積むことができると思います。また、それらの業務に、ファイナンスの経験値が豊富なCEOやCFOととても近い位置で取り組めることは、このチームで働くことの大きな魅力の一つだと思います。

一つのミスが命取りになりやすい部門だからこそ、「心理的安全性」の高いチームであり続けたい

——コーポレートチームの雰囲気やカルチャーを知りたいです。

azechi:8月に入社したばかりですが、mutuさんはじめ、コーポレートの皆さんは包容力があって相手をリスペクトしながら働いているなあと思っています。ブリリアントジャークな人がいなくて、とても安心できる組織というか。

nagisa:すごく抽象的な言葉になっちゃいますけど、嫌な人が本当にいないんですよ。ナイスな人たちばかりで、気持ちよくたくさん仕事ができる。そんな雰囲気ですね!

事業が急成長するときにありがちな落とし穴や追いついていない部分に対し「そういうことがあって当たり前だよね」と許容しながら、専門外のところにも手を伸ばして一緒に整えてくれる人ばかりです。そうした助け合いが自然にできているので、それが仕事のしやすさにもつながっています。

azechi:エスタブリッシュな組織で苦労もされてきた上で、スタートアップ的な働き方も両立している人が多いように感じています。締める部分とスタートアップ的に事業をドライブしていく部分のバランスが取れている印象が強いです。

——mutuさんの視点から、組織が大きくなっていく中でも大切にしたいことはありますか。

mutu心理的安全性の高いチームで、少なくともコーポレートの中では自分の考えを率直に言えるチームでありたいですね。

事業側に対して「ちょっとこれは困るんだけどな…」「これは違うんじゃないか…」と思うことがあっても、なかなかそれを言うのって難しいと思うんです。でも、newmoでは「こんなことがあって、それは困る / 間違っていると思う。対応としてこんなふうにしたい」と発言できる雰囲気を大切にしていきたいです。もちろんその人を批判するのではなく、建設的な意見だという前提ですが。

相手が誰であっても、事業や組織のために、自分の意見や時に「No」を伝えるというのはとても勇気がいると思いますが、そのくらい本気で事業に向き合ってほしいし、青柳をはじめnewmo経営陣はそうした役割や行動をコーポレートに期待しています。また、そういうチームにする責任が、僕にはあると思っています。

——頼もしいです!azechiさんとnagisaさんから見てmutuさんってどんな人ですか?

mutu:僕、席外さなくて大丈夫ですか?(笑)

nagisa:全然大丈夫ですよ(笑)。武藤さんは、包み込む雰囲気があってバランス感覚に長けているなあと感じています。

皆のことを気にかけながら、コーポレートチームの雰囲気を良くしてくれるように動いてくださるので、とても働きやすいです。交渉などのシーンでも、誰かが鋭く攻めに入った場合、武藤さんはその状況の雰囲気をくみ取りながら、場をやわらげるような合いの手を入れてくれたりします。

azechi:私は、武藤さんには面接でお会いするのが初めてでした。面接前は経歴つよつよだし、笑顔が素敵すぎる写真を見て、「もしかすると面接で詰められるんじゃないかな(笑)」って実は結構ドキドキしていました。

ですが、話し始めたらそんな心配は一切なくなりました。堅い話だけでなく冗談も交えていただいて、心理的な安全性の高さをとても感じました。入社してもイメージは全く変わっていないです。コーポレートって会社から責められたり、ミスすると大きな責任を負う立場になりやすいから、ミスを隠したがる体質や、減点方式の風土が残る企業も少なくないと思うんです。なので、何かあったときにすぐ言い出せる心理的安全性はすごく大事だと思っているので、武藤さんのパーソナリティや醸している雰囲気は、それだけでも魅力に感じられると思います。

——mutuさん、どうでしたか?

mutu:言わせたみたいで、すみません(笑)。ですが、僕自身がそういうチームにしていきたいと思っていたので、安心感がある環境をつくれているようでよかったです。ありがとうございます。

様々な特性やキャリアパスがあっていい。リスペクトを大切にし、仕事を楽しめる仲間と一緒に挑戦したい

——最後に、どんな人にコーポレートチームにジョインしてほしいですか?

azechi:心理的安全性はこれからも守っていきたいですし、そのためにもお互いリスペクトしあえる関係へのマッチングは、一番大事にし続けたいです。

言いたいことを遠慮なく言える組織から、いいアイディアが生まれて事業がドライブできるということを、前職で体感しました。お互いをリスペクトし助け合いながら、難しい課題にチャレンジすることに面白みを感じる方と一緒に働きたいです。

——nagisaさんはいかがでしょうか。

nagisa:私は仕事をするのが好きな人、仕事を楽しくできる人がうれしいですね。

newmoみたいに会社としてやりたいことが本当にたくさんある中で、いつもと違う仕事や、業務から少し外れたところでも挑戦して、そのことを楽しめる方とご一緒させてもらえるとありがたいです。

——最後にmutuさんはいかがでしょう。

mutuコーポレートの中にも、いろんなタイプの思考や行動の特性を持つ人がいるといいなと思っています

コーポレートを担っている人は、責任感がすごく強く一つの領域をやりきるプロフェッショナルが多いように思いますが、いろんなことに興味を持てる人もチームには必要。なぜなら、newmoが目指すコーポレート組織は、多様かつ複雑なイシューが絡んでいるので、それらを俯瞰・横断して解決していく必要があるからです。そのために、コーポレートのキャリアパスのあり方も多様にしていきたいと考えています。

一つの専門を突き詰めていきたい人、職種や専門性をコーポレートの中でどんどん広げていきたい人、どちらのタイプの人にも挑戦し成長できる機会がnewmoにはあります!ぜひ興味を持ってくださった方がいれば、カジュアルにお話しできたらと思っています!

newmoでは、コーポレートチームをはじめ、一緒に働くメンバーを募集しています!

インタビュー参加者プロフィール

武藤 健太郎 Co-Founder/取締役CFO
2018年に株式会社プレイド執行役員CFOとして参画し、2022年より取締役CFOに就任、現在同社の取締役を務める。Googleからの資金調達やグローバルオファリングによるIPO、複数のM&Aをリード。それ以前は、ドイツ証券等で資金調達支援やM&Aアドバイザリーなどの投資銀行業務、日本長期信用銀行等で金融商品開発、商業銀行業務に従事。東京大学工学部卒業。コーネル大学ジョンソンスクールオブマネジメント修了(MBA)。グロービス経営大学院教授。2024年1月newmo株式会社を共同創業し、2024年4月よりnewmoに参画。

藤江 なぎ沙 ファイナンス・IR
グリー株式会社で、経営企画・IR・海外子会社管理・投資に従事。IRでは、経営陣と投資家との信頼関係構築に尽力し、米国金融専門誌「Institutional Investor」のSoftware/Entertainment分野にてBest IR Professionals に選出。その後、メキシコでのフリーランスを経て、ベンチャーキャピタルSTRIVEに参画し、リサーチやポートフォリオ管理、LP対応などのミドルバック業務に従事。CEO青栁のライドシェア実現の想いに共感し、2024年5月にnewmo株式会社に参画、シリーズA資金調達プロジェクトなどをリード。

畔地 和之 経理
富士フイルム株式会社で、経理としてキャリアをスタート。単体決算・連結決算などの経理業務やM&A・PMI等の経営企画業務を経験後、アメリカの地域本社へ赴任し経理や経営企画を軸にアメリカの子会社管理に従事。その後、宇宙ビジネスへ可能性を感じ、株式会社ispaceに入社。経理責任者として同社の月面開発ミッションをサポートするとともにIPOを牽引。アメリカ駐在時に利用していたライドシェアの日本展開への興味や、地元における公共交通への課題意識をきっかけに、2024年8月にnewmoに参画。