パワーカップルが考える不動産投資
妻と私の中で不動産投資への機運が俄かに高まっている。
きっかけは、元国税調査官である大村大次郎さんが書かれた「金持ちに学ぶ税金の逃れ方」を読んだこと。
曲がりなりにもパワーカップルで少なくない額の税金をあくせく財務省(?)に収めている身としては、ちょっとでも合法的な方法で節税に励もうとするのは当たり前と言えば当たり前だと思う。
問題はどのように節税を行うか。
私達の結論に至った過程をつらつらと書いてもしょうがないと思いつつも、頭を整理する為にも書き留めていこうと思う。
まずは高所得者にありがちな都内ワンルームマンションの営業トーク(税金対策、将来の年金の足しに、etc)に見事に引っかかり、CFがマイナスのワンルームを購入。大家デビュー!と喜んでいたのも束の間、次々にかかる税金や修繕積立金の値上がり等で現実を見始める。バカなことをしてしまった。。。っと思う一方、一つだけで済んで良かった、とかこの自分を甘やかし散らかしたい自分もいる。まだまだ挽回可能!
ワンルームの最大の欠点は投資と言いつつ、利益を生み出していないこと。毎月目に見えるインカムゲインだけじゃなく、キャピタルゲインが出てるかも?!と淡い期待を抱き売却査定に出してみても散々たる結果。やはり投資というならば収入を生み出さなければ意味なし、という結論に。
次のターゲットはガンガンお金を生み出すで有名な築古高利回り物件。結構な労力と時間をかけて色々探していたが、①そんな物件は地方しか存在せず融資金融機関が乏しい、②築古に融資してくれる金融機関は今後規模拡大の際に足枷になりそうなノンバンク系の金融機関しかない、③そもそも全体の利回りが下がってきている、という理由で約2年を無駄にする。もっと早めに気付けてればよかった。
そうこうしてるうちにたどり着いた結論が、時間の大切さ。不動産投資は早く始めればはじめるほどは返済が進むので有利に働く、というのは自明の理。ただみんながあまり気付いてないもう一つの利点が、金融機関は不動産事業の実績をとても重要視しているということ。赤字はもちろんNGだけど、どのくらいの期間事業を行っているか、というのもとても大事。そう考えた時に、地方築古高利回り物件で無駄にした2年後重くのしかかってくる。
この気付きを得られた結果、①ワンルーム投資のような収支マイナスはダメ、②だからと言って収支がガンガンプラスの物件は融資が難しいしそもそもかなり希少、③時は金なり、④引いては収支に少し妥協しても早めに事業実績を作ることを優先する、という結論に。
結果、現在は無事法人を設立し、不動産事業を開始できた訳だが、次回は実際に事業を開始して分かったことを書いていこうと思う。