ディスカウントスーパーマーケット戦 ヤオコーのインテリジェンス経営

みすぼらしくなく
損益分岐点をどれくらい下げられるか

 ヤオコーをご存知だろうか、埼玉県の地場スーパーだが、今や5000億円超の流通業界の優良企業である。セオリー通り、埼玉に一定のドミナント(高密度出店)エリアを築いた後は、「ディスカウント業態」を始めた。親子2代で東大卒、親子で経営に携わる“インテリジェンス”企業がなぜ、ディスカウント店にカジを切るのか。

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