高校生になりたて「16歳夏の決断」理系・文系二択の弊害大学入試変革の今こそ女性にもっともっと幅広い選択権を
過去最多の女子学生数でも理工系は7%
その原因は高校での理系文系早期二択主義
20年前に私は東京理科大学理工学部で建築を学び、現在は建築設計事務所を営む、いわゆるリケジョである。大学入学当時、建築学科は1学年236名で、そのうち女子学生はたった26名、11%の割合。それでも同じキャンパスの他学科では、女子学生はほとんどいなかった。2022年現在、同大学の建築学科の女子比率は26%、理工学部全体では21%。20年前に比べると女子比率は増えている。