手荒れは防ぐことができるかも
本棚を整理していると、平成6年1月6日地元新聞の読者投稿欄記事の切り抜きが出てきた。
私が27年以上も前に書いた文章である。色褪せた紙面に、時の流れを感じ懐かしい。
noteから、改めて投稿するように、タイミングよく出現したのかもしれない。
新聞に掲載された日は、朝から電話が鳴り止まず、わざわざ自宅に訪ねてこられる方もいた。
こんなに悩んでいる人が多いのかと驚くばかりだった。
それから5年程経った平成11年6月に小冊子を作り、知り合いに配ることにした。と言っても、ただのでA4コピー用紙の印刷物に過ぎないのだが。
今日はまず、当時の記事を記すことにする。
手荒れは防ぐことができる
主婦 ◯◯ ◯◯
最近よく手荒れの主婦を見かけるようになった。かつては私もその一人であった。そんな人たちをみつけると、「手荒れは治るわよ」とつい、おせっかいをしたくなる。
私も中学生のころ、みぎての薬指の先がひび割れて痛い思いをしていた。当時は、なぜだろうと不思議に思っていたが、今にして思えば、これが合成洗剤による手荒れの始まりだった。それから十五年、結婚して母となってからはますますひどくなっていった。
バンソウコウをはったり、薬をぬったり、良くなってはその繰り返しであった。ついには両手の全部の指先が、まるですり傷でもしたかのように、血がにじんできた。特に右手の親指がひどかったように思う。
ほとんど手荒れがなくなって四年になるので、もう以前のことは忘れてしまいそうだ。
合成洗剤に含まれている合成界面活性剤の怖さを知り、食器洗い、洗濯、洗髪をすべてせっけんに切り替えて、一年以上気長に取り組めば、誰でも副腎皮質ホルモンなどの薬に頼ることなく、手荒れから解放され、必ず健康な手を取りもどすことができると、経験から確信している。
(おわり)
あれから手荒れは皆無である。
手荒れの酷い方は石鹸ライフに挑戦してみてほしい。