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猫と警備員

猫と警備員「これで最後じゃ」 つぶやいた馬屋原さん、予感は的中 「ケンちゃんが言葉を理解したのかも」

美術館に入ろうとする猫と、防ごうとする警備員のやりとりで話題になる尾道市立美術館(広島県)。相変わらずの攻防戦の中で先日、警備員が「これで最後じゃ」とつぶやきました。

ケンちゃんと馬屋原さん
 近くのレストランで飼われている黒猫ケンちゃんが、最初に注目を集めたのは2017年3月。
 開催中だった「猫まみれ展」の会場に入ろうとして、警備員・馬屋原定雄さんに阻止される様子がツイッターで紹介されたのがきっかけでした。

 その後も「猫と警備員の攻防」としてたびたび話題になっていますが、侵入を試みるのは決まって警備員が馬屋原さんの時ばかり。

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 馬屋原さんが来るのは特別展の時だけなので、そのたびに美術館職員は攻防戦を期待してカメラを構えています。

15秒の動画を投稿
 尾道市立美術館では9月11日から11月14日まで、秋の特別展「画家とパレット 近代の巨匠たち展」を開催。
 期間中も攻防戦が繰り広げられ、ケンちゃんがドアの前で寝転がる「じらし作戦」を展開したり、隙を突いて強行突破を図ったり。

 その一コマとして、美術館のツイッターアカウントが今月11日、15秒の動画を投稿しました。

 自動ドアの前に敷かれたマットの上で毛繕いするケンちゃんと、その様子をかがんで見つめる馬屋原さん。

 ケンちゃんに向かって「これで最後じゃ」とつぶやきます。

 もしかして引退かとドキッとしますが、投稿をよく読むとこう書かれていました。

 「警備員さんは、この日曜日まで勤務、来春の特別展から復帰となります」

 この特別展が終われば今年は最後。次回は来春なのでしばらく会えなくなる、という意味のようです。

言葉通りの結果に
 しかし、さきほどの動画が撮影されたのは、10日(水曜日)です。
 閉幕日は14日(日曜日)なので、残り4日間あります。

 美術館職員によると、11日の朝にケンちゃんが来ましたが、馬屋原さんが休みだったため空振り。

 12日の昼にも来ましたが、馬屋原さんが昼休憩中だったため会えませんでした。

 13、14日は週末で来館者が多かったためか、会うことはありませんでした。

 馬屋原さんの「これで最後じゃ」の言葉通りの結果になりました。

 「馬屋原さんには、何か予感めいたものがあったんでしょうかね。それとも、ケンちゃんが馬屋原さんの言葉を理解したのかもしれませんね」

 撮影した職員はそんな風に推測します。https://www.msn.com/

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