新庄定吉さんと釈迦2017年4月8日付け記録
4月8日はお釈迦様のお誕生日、花の日。
日中、なぜだか導かれるようにふと思い立ち、1年以上ご無沙汰している新庄さんに一目ご挨拶をとお宅を訪ねてみました。
脇道路から感じられるその石庭の気配がとてもおごそかで、新たな雰囲気を顕現している様子だったので直感的にあることを思いました。
母屋の玄関口から「こんにちわ。」と声掛けすると、中から一人の女性が対応してくださいました。
後から聞いた話では、この方は新庄さんの著書「石庭シリーズ」の後半の編集に携わった宮平さんということでした。
新庄さんは2015年12月23日に95歳で他界されたそうです。
初めて新庄さんとお話させていただいて以来、わたしにとって生き神さまのような存在でした。
石庭に入らせていただくときにはいつも優しい笑顔で「それではあなたなりにお勉強されていってください。」と送り出してくださいました。
今でも思い出深い2008年に伺ったときは、「釈迦頭」という裏庭で栽培していた果物を自ら採って切ってお皿に出してくださいました。過去の日記を遡ると奇遇にもその日は正に12月23日だったので、新庄さんとわたしに共通するなにかが釈迦にあるのかなと感じています。
わたしが今日立ち寄ったほんの数分の間にも、島外から観光にいらした方が石庭を訪ねておられました。
新庄定吉さんの遺作となった石庭シリーズを、大事に読み返したいと思っています。
新庄さんの亡きあとも、石庭と新庄さんの書かれた書籍の管理を守り続けておられる方があるからこそ、今日もあの場所はパワースポットという聖地としてお祀りされています。
遅ればせながら、新庄定吉さんのご冥福をお祈り申し上げます。
新庄さん、これまでどうもありがとうございました。
次回石庭に伺う際はどうかまたお勉強させてくださいね。
感謝.
合掌
Emeru