ファイザーワクチン接種間隔6週間について
以前にファイザーワクチンについて、接種間隔が3週間であることについての記事を書きました。
最近では高齢者での2回目接種が進む中で、各自治体での対応に差がありいろいろな状況が起きているようです。
自治体によっては1回目の予約時点で2回目の予約をできるところもあれば、1回目接種が終わった時点で2回目接種の予約ができるようになるなど違いがあるようです。
1回目の予約時に2回目予約をする場合、3週間の間を空けて予約すればいいので、接種される方がスケジュールを考えて予約しているようで、このような自治体ではあまり問題は起きていないようです。
ですが、1回目の接種時に2回目の予約ができるようになる自治体では、2回目を予約しようと思った時点ですでに3週間後の日程が埋まっていて予約できず、4週後、5週後、6週後と先の日程になってしまうことが起きているようです。
ファイザーワクチンでは日本の治験の段階で19日〜23日の間で接種した場合のデータが出ており、この期間での接種については問題がないとされています。
ところが、そのより長期の間隔が空いた場合についてのデータはなく、厚生労働省のQ&Aの記載によると、
「WHO、米国や、EUの一部の国では、3週間を超えた場合でも、1回目から6週間後までに2回目を接種することを目安として示していますので、こうした目安も参考になると考えられます。」
という記載となっています。
実際の現場や一部の自治体ではこの記載を元に6週までは大丈夫と伝えていることもあるようですが、国からの発表で言えば、24日以上接種間隔が空いた場合の国内データはなく、
「3週間を超えた場合なるべく早く接種すること」
となっていて、3週間を超える接種間隔となる場合には各自治体に問い合わせをすることというのが正式な案内となるようです。
ただ各自治体でもすでに予約が埋まってしまっている現状で、他の方をキャンセルさせるわけにも行かず、3週間以上空けた日程で接種となっていることもあるようです。
最終的には以上のような情報を元に接種される本人が選ぶこととなりますが、接種される方からしたら国内でのデータがないという現状の中、何を根拠に判断したらいいのかを迷われる方がいらっしゃるのも事実だと思います。
この接種間隔については最初の時点で十分想定される事態なので、各自治体の対応について思う部分はありますが、あとはここまで進んできた現状では早く3週間以上の接種間隔のデータが出ることを願うばかりです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?