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”暮らし”を”編む”ように考え、生きる。一期一会の出会いと閃きが生まれたワークショップレポート! WINGS EVENTREPORT
こちらは、2021年12月18日に開催された #HEROCAMP の裏側で伴走しておりました学生&運営によるWINGSチームによるイベントレポートのご紹介です。こちらのレポートは、WINGSチームの三輪 彩紀子がお届けしております!
《暮らしを編む》 EVENT REPORT
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日々の生活の中で、なんだか“ここ”や“これ”じゃないという違和感や、“理想的な暮らし”と言われてパッと思い浮かぶこと。
あなたにとってこれらの正体は、クリアに、且つ現実的に感じられていますか?
近年、このように物質的な「欲しいもの」だけではなく、働き方、コミュニティ、食など全体的に包含した「暮らし方」を考え直す価値観は、耳にしたり目に触れる機会が多くなっているような気がしています。
その方法の一つとして、思い切って場所を変える人もちらほらいらっしゃるかもしれません。
***
とはいえ、
「暮らし方を再考しよう」とはいっても。
大事なことだとは理解しつつも。
何から始めたらいいのか?
無数の選択肢から、納得感のある決断ができるのだろうか?
自分(たち)だけでで考えきれることなのだろうか?
***
そんな誰もが突き当たる、この高い壁には仲間が必要だ!
そうして今回のイベントを企画してくださったのが、先輩移住者であり、くらしあむジャーニーの加藤さん(以下、かとさん)と高垣さん(以下、ガッキーさん)です。
せっかくなら暮らしにまつわる考え方を楽しく整理しませんか?という呼びかけのもと、その場限りの参加者の皆さんと共に、「暮らし」を「編む」「旅」を歩み出すワークを体験させていただきました。
他のどこにも出回っていない、オリジナルの「くらしあむシート」で、旅路が明瞭になったり、視野が広がったり、さらには日々の生活を豊かになってしまう、そんな時間になりました。
ここまで読んでこの旅に少しビビッと来た方、まだまだ旅の仲間を募集中です!
ぜひ、一緒にペンと紙とお飲み物をご用意いただき、一緒に体験してみませんか?
(お急ぎの方は参考までに、所要時間は最短でおよそ6分程度です。)
ちなみに、メンバーは、ガイド役のかとさんとガッキーさんの他に、移住経験者から検討している方、まだ考え中の学生と、年代もライフステージも異なるメンバーが揃っています。
・・・準備はよろしいですか?
では、出発です!
【SUPER GUEST プロフィール】
● 高垣陽子さん
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暮らし編集者
広島市出身。鎌倉在住。スタートアップViibar→面白法人カヤック→自動車会社。“人とまちと移動の関係性“や“オンラインとオフラインのコミュニティ形成“に興味があり仕事もプライベートもそのあたりを活動中。趣味はお家の空間づくりと料理と時々絵を描くこと。
● 加藤 朝彦さん
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くらしあむジャーニー
札幌市出身。東京でデザイナーとして活動したのち、2017年8月に北海道にある人口2000人の小さな田舎町に地域おこし協力隊として移住。退任後に地域拠点としてコーヒースタンド&シェアスペースをオープン。2020年10月には地域課題解決に特化したデザインファームを設立。年間200組近くの移住検討者の相談に乗っているなかで感じた課題をもとに「くらしあむジャーニー」を立ち上げた。移住相談はライフワーク。
くらしの「編み目」をほどいてみる
まず、今あなたの理想ってなんだろう?
そして、どんな現状に不満があって、どうしたら理想に近づけるんだろう?
これらの3つに分解された暮らしにまつわる問いに、1つずつ直感で答えていきます。
目安は1問につき30秒!
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①誰と、暮らしたいですか?
②どんな場所で暮らしたいですか?
③いつまでに実現したいですか?
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①今の暮らしで違和感を感じていることはなんですか?
②打開したい、という気持ちがどれくらい高まっていますか?
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①どんな仕事をして生計を立てていきたいですか?
かとさん「ざっくりな答えでも具体的な答え、どちらでも大丈夫ですよ!」
②理想の暮らしをしていくのにどれくらいのお金が必要ですか?
ガッキーさん「お金がかかりそうなことの方が思いつきやすいかもですね〜!」
③あなたのできること(経験・得意分野)を教えてください。
④周りに相談できる人はいますか?
①以下の項目に関して、理想の暮らしを実現するために解決できていることはなんですか?
仕事/拠点/スキル/人間関係/お金/気持ち
②理想の暮らしを実現するために不足していることはなんですか?
***
以上で終わりです。お疲れ様でした!
ここからは、ようやくメインの「編んでいく」作業に入っていきます。
対話を通した「編みなおし」から見える、あなただけのストーリー
解答用紙を見てみて、「思いの外スラスラ言葉が出てきたな〜」という質問と、「答えずらかったな・・・」と感じる質問があったかもしれません。
埋められないところは、一旦そのまま残しておいて、今度は口に出すことで整理しなおしてみる時間です。
自分の答えを振り返りつつ、他の仲間たちはどのような想いをつづっていたのでしょうか?
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ー「理想の暮らし」についてー
がうちゃん「周りにいる人のイメージは、自然と距離感が近い暮らしをしていて、食べるものを気遣う価値観を共有できるような方達です。
私、『生きる活動をしたい。』って最近思っていて。それを大事にする人が近くにいる環境で暮らしたいなあと思っています。」
ガッキーさん「『生活』と書いて、『生きる活動。』素敵ですね・・・!!!!」
私(さきこ)「私にとっての”誰と?”は、すぐに浮かんだのはすごく具体的で、『猫と本を読んだり農業をする人間といること』です。それとは対照的に、”どのように?”という部分では、『自分を過信しすぎず、自分サイズで生きる』というとっても抽象的な表現になってしまったんですが・・・(笑)
そういった意味で、私もがうちゃんと同じように、自然との距離が近い暮らしをしたいなあと思いますね。」
うえまえさん「なるほど・・・。面白いですね・・・!
僕の場合はなんでしょうね、今の暮らしをどう変えたいとかは正直あまりないんです。でも、こうやって皆さんの話を聞いていると、世代やライフステージによって、求めることもその都度変わるのかな、と思いました。
だから、僕にとっての理想の暮らしは、その時々に動けるようにすることかもしれない。
あ、今自分で気づいちゃった!」
ガッキーさん「なんて素敵な話〜!そうそう、話す中で気づくことってありますよね、ありがとうございます!」
***
ー今、違和感を感じていることー
ゴロさん「今はまだ学生で、自分がどうなりたいかって具体的なイメージはついていないのですが・・・、現状に対する違和感は、遊ぶのに忙しすぎてしまうことです。」
私(さきこ)「確かに、同じ学生として、『今しかできないことをしたり、達成しなきゃいけない』っていうプレッシャーを感じるところはありますね。」
がうちゃん「わたしは、感性を閉ざす都会の空間に違和感を感じています。気持ちとしてはすぐにでも移住したい!」
ガッキーさん「あ〜!めっちゃ共感します!都市部ではカーテンを閉めなきゃいけなかったり、空間を楽しめない環境は悲しいですよね。わかります。」
***
いかがでしょうか?
ここまでは、対話を通して、編み目の中でキラッと光るヒントを、テーブルの上にざっと並べてきました。
仲間たちの価値観を聞いての発見もあったかもしれません。
かとさん「では、ここで皆さんにもう1つ質問をしてみたいと思います。
あなたが『ゆずれないこと』を3分ほどで考えてみてください。
これは、あなたが『大切にしている価値観』です。」
旅は続く
かとさん「みなさん、それぞれの軸とストーリーを持っていらっしゃって、僕たちにとっても刺激的でした!」
ガッキーさん「こうやって自分の根底にあることを話す、っていかに非日常的なことか、ということも思うんですよね。このワークって、自分のことがわかるだけじゃなくて、他者と出会える、いい関係を築ける、好循環を生むんじゃないかなと・・・。」
みなさんの中で、再認識したり、芽生えた想いはありましたか?
このタイミングだからこそ編まれたかもしれない、あなただけの旅の断片が綴られたこの解答用紙は、ぜひ保管してみてください。
来年、タイムカプセルのように振り返るもよし。
改めて同じ質問に答えてみるもよし。
まだまだ「暮らしを編む旅」は始まったばかり。
***
今度こそはぜひ、旅の醍醐味である一期一会の出会いも体感していただきたい・・・。
という事で、今後とも「くらしあむジャーニー」の活動から目を離すことなく、次のイベントこそは参加してみてくださいね。
それまでは、ゆっくり、それぞれのペースで。
またどこかでお会いしましょう!
執筆:【WINGSチーム】三輪 彩紀子 プロフィール
国際基督教大学在学、人類学メジャー/ジェンダー・セクシュアリティ研究マイナー。
「新しい視点と世界観を知りたい」というモチベーションのもと、田舎暮らしやバックパック旅をしたり、誰かと一緒に手を動かして表現方法を模索することが好き。最近は特に陶芸にハマっています。