【イベントレポート】サービスデザイナーの役割とは？NEWhサービスデザイナーが語る本質と実践
みなさん、こんにちは。
NEWh採用チームです。
11月15日に「サービスデザイナーの役割とは？NEWhサービスデザイナーが語る本質と実践」というテーマでオンラインイベントを開催しました。そのイベントレポートをお届けします！
本イベントは、サービスデザインに興味がある方や、サービスデザイナーを目指す方に向けて、その魅力と実務のリアルを伝えることを目的に開催いたしました。
当日は、NEWhで活躍するサービスデザイナーが登壇し「サービスデザインとは何か」という基本から始まり、具体的な業務プロセスや役割、キャリアパスについて解説。また、NEWh独自のデザインアプローチもご紹介しました。
参加者からは「サービスデザイナーの仕事が具体的にイメージできた」「NEWhのデザイン手法に興味が湧いた」といった声が多く寄せられました。
登壇者のご紹介
今村 健 NEWh サービスデザイナー
日立製作所デザイン本部にて、UI/UXデザイナーとしてITシステム管理ソフトウェアや建設機械モニタのデザインなどに携わる。その後、デザインコンサルティング会社でdocomo「しゃべってコンシェル」や「iコンシェル」のコンセプト開発からUI/UXデザインまで一貫してサービス開発を支援。大手製造メーカーでの新規事業開発支援やベンチャー企業のデザイン組織立ち上げなどを経て現職。UXデザイナーとして、2011年、2012年、2014年グッドデザイン賞受賞。
渡邉 みちる NEWh サービスデザイナー
デザインコンサルティングファームにてエクスペリエンスデザイナーとして、化粧品、消費財、製薬、通信/IT、行政など多様な業界のクライアントワークに従事。デザインリサーチやプロトタイピングを通じて、ユーザー起点の新製品コンセプト開発やサービス検証、顧客体験デザインのプロジェクトを行う。2024年よりサービスデザイナーとしてNEWhにジョイン。
イベント内容
本イベントでは、弊社サービスデザイナーの今村と渡邉が登壇し、以下のテーマについて語りました。
1. サービスデザインとは何か？
2. なぜサービスデザイナーになったのか？
3. NEWhのサービスデザイン
オンラインで実施された本セミナーには約50名が参加し、サービスデザインに関する基礎的な概念からNEWhの独自のアプローチまでをお伝えしました。以下では、講演内容を簡潔に振り返ります。
サービスデザインとは何か？
今村「サービスデザインとは、単にサービスの見た目や機能を設計すること ではありません。プロダクトを作るだけではなく、サービス全体を俯瞰し、顧客体験の設計はもちろん、その裏にある仕組みやオペレーションにまで踏み込んでデザインすることが求められます。顧客体験だけを考えても、それが実現しなければ意味がありません。NEWhでは、新規事業を社会実装し、実際に価値創造することを大切にサービスデザインを行っています。」
なぜサービスデザイナーになったのか？
今村「BtoBのUI/UXデザイナーとしてキャリアをスタートしました。その後、UXデザイン会社の立ち上げや、大手企業でのデザイン組織の立ち上げなどを経て、NEWhにサービスデザイナーとしてジョインしました。当時、事業を構想する段階における明確な型やフレームワークが不足しており、多くが個人の経験や勘に頼っている現状を課題として感じていました。そんな中で『大企業の中でも誰もが事業を生み出せる実践的な型を作りたい』というNEWhの想いに触れ、入社に至りました。」
渡邉「デザインコンサルティングファームでUXデザイナーとして、幅広いクライアントワークを経験しました。工業デザインの研究をしていたバックグラウンドを活かし、デジタル・アナログを問わず、サービス・商品のユーザーリサーチやコンセプト開発に取り組んできました。しかし、顧客にとって価値あるアイデアを生み出しても、それがビジネスとして成立しない、形にできない、社会に実装されないといった課題に直面しました。その課題を解決し、自分のスキルをさらに広げるために、NEWhへのジョインを決めました。」
NEWhのサービスデザイン
今村「NEWhの特徴の一つに『プロセスの体系化』があります。これは単にプロセスや手法を標準化することを意味しますが、サービスデザイナー個人の役割や働き方を固定化するものではありません。むしろ、NEWhではサービスデザイナーが組織の枠を超えて、他の領域にも越境して活動することを積極的に推奨しています。
NEWhにはサービスデザイン、ビジネスデザイン、プロジェクトデザインの3つのチームがありますが、それぞれの領域が明確に分断されているわけではありません。むしろ、これら3つの領域を越境することで、より高いパフォーマンスを発揮できると考えられています。
具体的に、サービスデザイナーの主な役割は、通常、戦略立案の後にカスタマージャーニーを設計し、ユーザーとのタッチポイントを具体化し、サービスの解像度を上げていく部分にあります。しかし、NEWhではさらにその前段階、つまり事業構想や戦略立案のフェーズからサービスデザインの視点を取り入れてプロジェクトを進めていきます。このアプローチこそ、NEWhのサービスデザインが他社と異なる最大の特徴です。」
渡邉「入社後にアサインされたプロジェクトを振り返ると、戦略立案、つまり新規事業の構想段階から関われるのがNEWhの大きな魅力だと感じました。この市場を狙おう、こうした方向性で進めよう、といった議論を経た後、具体的にどのような事業を形にしていくかを考え、その中で顧客体験としてどんなサービスを提供すべきかを議論します。このように、NEWhでは抽象的なビジョン・戦略から具体的なサービス・プロダクトまでの話を行き来しながら新規事業開発を支援しています。この独自のアプローチが、NEWhのサービスデザインの特徴です。」
さいごに
今回はNEWhのサービスデザイナーとして活躍する今村と渡邉が登壇しました。イベント終了後、今村から「プロジェクトはチームで進めている」という点を強調したいというコメントがありました。
NEWhでは、ビジネス視点とユーザー視点の両立を重視しながら新規事業開発に取り組んでいますが、それは決して一人で完結するものではありません。それぞれ異なる強みを持つメンバーが集まり、チームとしてプロジェクトを進めています。
また、今回登壇した二人のようなUXデザイナー出身者だけでなく、NEWhには多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まっています。他の社員インタビュー記事もぜひご覧いただき、NEWhのチームの魅力を感じてみてください！
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