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5歳でポケモンカードができるまで<最終回>

この「5歳でポケモンカードができるまで」は、今回が最終回だ。理由は簡単、長男がこの週末に6歳になったから。まぁ、思えば息子がポケモンカードができるようになったのは4歳だったので、最初から微妙なタイトルだったけど。最初の構想としては幼児がポケモンカードを覚える過程を書いていくつもりが早々にネタが切れてしまい、いつの間にか子どもとポケモンカードを遊ぶ雑記になってしまっていたし、どこかで区切りは必要だった。

予想もつかない子どもの成長と変化

筆無精な自分が、このnoteをここまで更新することができたモチベーション。それは子どもの成長や変化に感じる面白さを多くの人と共有したかったからかもしれない。

子育て勢ならうなずいてくれると思うのだけど、子どもの成長や変化というのは本当に予測がつかない。例えば、うちの長男は2歳後半でひらがとカタカナが読めるようになったり、4歳でアナログ時計が読めるようになったりしたけども、6歳になった今でもおはしの使い方はイマイチ、同級生のほとんどが乗れる自転車も、まだヨレヨレだ。子どもによって、様々なパラメーターの成長速度はバラバラなのだ。子どもができるまでは、子どもというのは何というか、もっと平均的に成長していくものだと思っていた。

日々の変化も同じで、昨日まで嫌がっていたことが好きになったり、泣いていたことが平気になったり。予測なんて、絶対につかなくて、子どもが生まれたその日から、ずっと振り回されている気がする。長男が生まれたのが30代前半。仕事も、そこそこにはできるようになったこの年齢で、まさか、ここまで自分のままならないことがあるなんて。でも、それが愉快で愉快でたまらなかったのだ。特にこの子どもとポケモンカードで遊ぶ子どもとの日々は、それを象徴している気がして、このnoteを書き始めた。

子どもができた時に、つくったリスト

子どもができたとわかった時に、少し感傷的な気持ちになり一つのリストをつくった。それには「家族で花見にいく」「孫の結婚式に出席する」など、子どもとやりたいことがリストとして並んでいる。その中に、こんな項目がある。「子どもとゲームで遊んで、ボコボコにする」。バーチャファイターとバーチャロンで青春時代を過ごした自分としては、年を取っていてもゲームは楽しんでいたかったし、勝つことで尊敬されたかったのだ。そんな一つの目標が、まさかこんなにも早く達成されるとは思っていなかった。だから、それを叶えてくれたポケモンカードというコンテンツには深く感謝をしている。最近は、そう簡単にボコボコにはできないけど、まだ勝ち越していると思う。

人はそれを道と呼ぶ

長男が、今後、ポケモンカードをやり続けていくかは分からない。競技的な意味で取り組むなら、それでもいいなと思っている。どんなことでも真剣に取り組もうとすることからは、あらゆることを学べる。思考力、創造力、想像力、メンタルコントロール、戦略、なにより対人ゲームである以上、「人間」を知る必要がある。なにか一つのことに打ち込むことで、全方位的な成長を得ること。それを日本人は、「道」と呼ぶ気がする。そうしたら、また「6歳がポケカで日本一になるまで」とかのnoteを書き始めるかもしれない。

さいごに

気まぐれで、書き始めたこのnoteだけど、思ったより多くの方に読んでもらったようで、それはとても嬉しかった。これからも何かあれば書く気はするけど、定期的な更新は一度、これでおしまい。最後までお付き合いいただきありがとうございました。

※昨日、組んだシャンデラデッキで遊ぶ長男。noteは終わっても、こんな日常は、続いていく。

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