弓の持ち方はどうでも良い。
弓の持ち方。先生にうるさく指摘されるけど、なかなかうまくいかない。そればかり言われるものだから段々チェロがつまらなくなる…ご経験あると思います。
そんな方々に向け、何かヒントになったらと思い今回記事を書いてみました。
弓の持ち方で悩んでいる方は是非最後まで読んでいただければと思います。
ちなみに私はチェロのオンラインレッスンを中心に、神奈川、東京、埼玉併せて50人の生徒を教えているプロのチェロ講師です。
また、Youtubeの総再生回数は日本一なので
「日本一アウトプットするチェリスト」なんて呼ばれたりもしています。
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それではいってみましょう!
1.理想の音が出ればOK
前提として、まずこれ。自分の理想の音が出るならば弓の持ち方は何だって良いんです。
自分の理想の音が分からないという人は、先生の音を聴いて、とりあえずそれを理想の音と「設定」してみましょう。
例:自分の先生に開放弦を弾いてもらい、それと同じ音を出すぞ!
とにかく設定が超大事です。
この意識でレッスン中に音を出してみると、ほぼ解決するかと思います。
更に!以下の思考で追い討ちをかけていきます。
2.既にあなたが出来ていることを確認する
これが書きたくてこの記事を作成しました。
弓の持ち方が分からない、理想の音が鳴らないと嘆いているあなた自身を客観的に分析します。
以下の項目で当てはまるものにチェックを入れてください
▫️足の裏が地面についてる
▫️チェロと体がひとつの生命のように密着出来ている
▫️C線は気持ちよく響く
▫️G線は気持ちよく響く
この項目のどれかひとつでも出来ていたら、弓の持ち方問題は解決するでしょう。というのも、ひとつの良い感覚を使い回すことで、新しい感覚を発掘することが出来るからです。
つま先立ちから足をしっかりつけた時の安心感。
大好きな自分のチェロを体に当てた時の愛情。
そしてC線を鳴らして響きが体と耳に染み込む心地よさ。
このどれかをそのままD線、A線に移していけば良いのです。
昨日のことなんですが、年長の男の子の生徒さんが弓の持ち方に凄く苦戦していまして、ふと「C線弾く時すごく上手だね!」って言ったんです。そしたら10年チェロやってる位に鮮やかな弓の持ち方になり、他の弦でも真っ直ぐ弓を運べるようになりました。
これにはその場にいたお母さんも驚いてました笑
この感覚を途切れること無く持ち続ければ、必ず理想の音が発生し、結果弓の持ち方も定まるということです。
良い弓の持ち方が音を創るのではなく、良い音のイメージが弓の持ち方を創るんですね。
もし、今自分が何が出来ているのか判断が難しい場合はお近くの先生に「私が現時点で上手に出来ていることは何ですか?」と聞いてみましょう。
まとめ
まとめると、
プラスのイメージから物事に取り組むと、何故か出来なかったことが直ぐに出来るようになってしまうんですね。
皆様のチェロ人生が豊かなものになることを願っております。それではまた!