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「脱力しろ」は嘘
どうも、プロのチェロ講師の橋本專史です。
今回はチェロを演奏する時、良い音を出すポイントとなる「脱力」について
お話させていただきます。
ついつい全身に力が入ってしまい、自分の思うようなチェロの音が出なくて悩んでる方、いらっしゃいますよね?
先生に「肩の力を抜いて!脱力して!」って言われてその通りにしているのに、やっぱりうまくいかない・・・・・なぜ!?先生は嘘をついてるのか?
実は「脱力しろ」という言葉にはとんでもない「落とし穴」があるんです。
この記事を読めば「脱力する」の本当の意味と、取るべきアクションが理解でき、楽に音を響すことができるようになります。シンプルに分かりやすく説明しているのでお悩みの方は最後まで読んでいってくださいね。
ちなみに私はチェロのオンラインレッスンを中心に、神奈川、東京、埼玉併せて25人の生徒を教えているプロのチェロ講師です。
現在無料体験レッスン、個別相談をやっていますので下記よりお気軽にお問い合わせくださいね。
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それでは、いってみましょう!
1.そもそも完全に「脱力」するとチェロは弾けない
先生に「脱力して」と言われ、演奏するのをやめて深呼吸しながら弓を弦から下ろし肩を後に落とす。こういうアクションを皆さん一度はやられたことがあると思います。
確かに力んでいたテンションが緩み、脱力出来ます。完全に。
でもですよ。次に、さぁ弾こう!と楽器と弓を構えた時、
肩って少し上がっていませんか?
そう、結局弓を動かす時は一定の力は必要なんです。
脱力していると弓を構えることが出来ないし、コントロールもできず、
チェロを弾くことは出来ない。ある程度の緊張は必要なんです。
まずはこれを理解しましょう。
2.大事なのは力の入れ加減
つまり、弓を使ってチェロを弾くことで本質的に問題となっているのは
力んでいる状態〜完全脱力の中でベストな力の使い方の感覚を見つけるということです。
3.狙うは50%の「力み」と「脱力」
下の動画で説明している通り、僕の感覚だと肩を上げ、半分くらい下げた時の力加減で弓を運び、指板を押さえると余裕のある太くて豊かな音をどの音域でも出すことが出来ます。
チェロの脱力でお困りの方、是非試してみてください! pic.twitter.com/LkozHGakJd
— ネロのチェロ音楽教室 (@nello_cello) April 6, 2023
まとめ
体の感覚を言語化するのは容易ではありません。ましてやそれを他の人と共有出来るレベルまで言語化するとなると尚更です。ただ、良い音を出すことはチェロ最大の醍醐味の一つでもあるので、それを皆さんに伝えることがプロのチェロ講師の使命だ!と思い記事を書かせていただきました。
この記事を読んだ方が、より豊かな音楽人生を過ごせることを心より願っています。
僕のレッスンに興味が湧いた方、より詳しく知りたい方は以下のリンクから無料体験レッスンを申し込んでみてください。どなたでも大歓迎です!
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