「喉を開けて」をやめると、通る声になりました!
喉を開けて声を出す?
気持ちよく声を出すため、そして誤嚥性肺炎リスクを軽減させるためには、この間違った常識にとらわれる事をやめる事です。
気持ち的な部分は否定しませんが、例えば本当は「手は閉じて」いて欲しいのに「手は開いて」と反対の事を言うと手は迷ってしまいます。
それと同じように
本当は声を出す時には声帯は閉じていなければならないのに「開けて」と言われると声帯は迷ってしまいます。
昆虫が左右の羽を擦って鳴くように、声を出す時は左右の声帯を閉じてその接点で声を作ります。
まずは、この正しい「真常識」を声帯に覚えて貰う事が大切です。
次にご紹介する「声帯ぴったりメソッド」が効果を生んでくれます。
「声帯ぴったりメソッド」
左右の鎖骨が交わる辺りの15cm程の前で、人差し指を人を指差すように突き出した状態で、左右の人差し指をぴったりと合わせて
「おはようございます」と声を出してみましょう。
左右の声帯がしっかりと閉じた状態のシュミレーションなので、声はしっかりとした声、いわゆる「抜ける声」「通る声」になります。
注意して頂きたいのは
左右の指 = 左右の声帯
必ず左右の人差し指をぴったりと引っ付けてください。
ここでオススメなのが「悪い法もやってみる」です。
先ほどの左右の人差し指をぴったり合わせた状態から、第三関節を支点にして指先が2cmくらい開いた状態にして
「おはようございます」と声を出してみましょう。
この時は左右の声帯が開いてしまっている状態のシュミレーションなので、息が漏れた感じの声になります。
先ほどの「良い例」の時の声と比較してみてください。
大事な事は「イメージ」だけではなく
本当に左右の声帯がひっつくという「事実」
必ず左右の指を引っ付けて練習を行ってください。
「1分でいい声になる」
私の著書「1分でいい声になる(自由国民社刊)」の157ページで詳しくで説明していますので是非そちらもご覧ください。
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