見出し画像

ほっておいてはダメ!声帯は他の筋肉と同じように退化していく


「あーあ、昔はもっとハリのある良い声だったのに、最近はこもったような声だなぁ。」
と思っている方は多いのではないでしょうか?

それは気のせいではなく事実です。
声帯が衰えてきて声が変化してしまっているのです。声帯のハリがなくなってきているのです。

声帯も筋肉で出来ています。
他の筋肉と同じで、加齢に伴い衰えていきます。

声帯は左右両側にあって、開いたり閉じたりします。声帯が衰えると、声帯の筋肉が緩んで左右の声帯がぴったりと引っ付かなくなります。

あれ?
声は出るとき、喉は開いているのでは?
「喉を開けて!」って、言われてきましたが?

それは、ある意味、精神的な部分の説明だと思います。実際には声が出るときには、声帯は閉じています。

声帯の役割には主にふたつで、それぞれ声帯の状態は変化します。

① 呼吸 …声帯は開いている
② 発声 …声帯は閉じている

「息が漏れていて何を言っているのかわからない」と言われるような「息混じりの声」の場合
発声時にも左右の声帯が完全には閉じずに発声しています。

実は若い時でも、左右の声帯をぴったりと締めて発声できている人はほとんどいません。
まして年をとると、他の筋肉を同じで弱ってきてハリがなくなり左右の声帯は閉じなくなってきます。

そうなると、ますます「息混じりの声」のような声になってしまいます。これは相手にとっても「聞きにくい声」で、誰も積極的にコミュニケーションを持ちたいとは思わないです。

足腰が弱くなったら、歩く距離を増やしたり、エレベータではなく階段を使うようにしたり
自身の衰えを防ぐために、努力をするはずです。

なぜなら、歩けなくなることは自然界では、生きていけないことを本能的に感じているからです。
それなのに声はほったらかしで良いのでしょうか?

自然界では

声が出ない=弱い=生き残れない のです。

すなわち弱肉強食の世界では生きていけないことになります。また異性からの評価も悪いものになります。

ある鳥の求愛活動では、雌鳥の前に一羽づつ順番に雄鳥が来て鳴き、その中で一番良い声で鳴いた雄鳥に雌鳥はついていく様です。

一番良い声で鳴いた雄鳥が「一番強い」という事になり、雌鳥としては「強い種を残したい」という本能的な価値観の上で相手を選んでいるということです。「弱い種」とは誰もコミュニーションを持ちたいと思わないはずです。

声帯を鍛えていかないと医学的にも生命を脅かす危険性があります。

誤嚥性肺炎の危険性です。
このことに関しては、改めて説明させて頂きます。

声帯のハリを取り戻し、あなたの本当の声を復活させましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?