北朝鮮の選手が乱暴なのは北朝鮮の国民気質? マジで?
ちょっとしたメモの記事です。杭州アジア競技大会においてサッカー北朝鮮男子代表が日本戦でラフプレーを連発したとのことで局所的に話題になっていたようです。
この件に対して以下のような発言を見かけました。
公害訴訟はキャンセルカルチャー…ってコト!? とか、理屈の解像度に引っ掛かりますが、ご本人のプロフィールを拝見すると「父が北朝鮮から来日」とのことでルーツが北にある方が言うのなら……と呑み込んでしまいそうになります。
また、先ほどの安宿緑氏を「専門家」という扱いで発言を元にしたスポーツ新聞記事も。ご本人のプロフィールだと編集者・翻訳者という事だけど、専門家でいいのかしら……?
ということでさくっとブラウジング。こんな記事を見かけました。こちらは牧野愛博氏(朝日新聞外交専門記者、広島大学客員教授)の記事。
また高英煥氏という、金日成氏の通訳を務められた方の証言がこちら。
そして、中国産SNSである微博には「平壤时间」という、恐らくは北朝鮮政府の広報用と思しきアカウントが存在するのですが、今回の試合に対しこんな気になる投稿を行っていました。
皇太子様がこのスレに興味を持ったようですみたいな事勝手に書いちゃっていいの!? と初見では思いましたが、上記の記事がいい感じの答え合わせになりました。
ついでに、こんな気になる投稿も。
翻訳しなくても「日鬼」とか「傀儡」でニュアンス掴めるのがいいですね。漢字文化圏万歳。「5対1(で北朝鮮が勝利)」と試合予想が完封ではなく1失点入れちゃう謙虚さが萌えポイントです。
こちらも「罪」とか「死」とかでなんとなく分るのがいいですね。Twitterとかにアップロードされたであろう動画を肴にバチ切れするSNS仕草は万国共通なんですねって感じな所が萌えポイントです。
「日本の資本主義水を飲むのは、帰国したらイエローカードでは済まないのでは?」「日本の核廃水を必死で飲みたがるのは領導様のお考えに背くことでは?」という微博ユーザーの煽りに「言葉を慎みなさい!」と果敢にレスバを挑む姿勢が萌えポイントです。
――と、話が逸れましたが、もちろん気質とかそういうのもあるかもしれないですが(知らんけど)、そればかりで判断するのはきっと良くないのだろうなあと。物事の原因は複合的な場合が多いですし、あとこの場合は「韓国・朝鮮人の火病」みたいなネトウの定番差別言説と結びつきやすそうでやべーよな、と……。それに尾瀬の自然保護活動の歴史も別にキャンセルカルチャーじゃないしね……。
結論としては、微博に存在する北朝鮮広報アカウントはなかなかの味わい深さなので、是非ともTwitterにも進出してくれたらいいのにということで、ここは一つ。
追記:ちなみにこちらは冷麺の写真と共にポエムを投稿する北朝鮮広報アカウント「平壤今日」
※おまけ