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街で撮る写真、勝手に撮るな問題

ストリートスナップ
人が行き交う街を撮るのは、それは撮る側からしたら何の問題も無い、正当な事なんだろうなと思う

キャンディッド・フォト(candid photo)という呼び方があるらしい
被写体に気づかれることなく、自然な表情を捉えた写真という意味だ

これはまた、ひとつの作品と言われる写真なのだろう

ここで私が気にしてしまうのは、ひとつの視点だ
例えば、小学校の運動会では、写真を撮ってそれをSNS等に投稿するのはやめて欲しいというアナウンスがされるのだ

その理由のひとつが、現代的で、昔はそんなの気にしてなかったなーと思わされるものだった

DVで逃げてきた親子が、そこにいる事を特定されることに繋がりかねない

確かに。
そう思った。

DVをしている側は、失踪した家族を血眼になって探しているだろう
そんな人が何かの拍子にその写真を見てしまったら・・・全力で特定するだろう

本題に戻ると、この街中を行き交う人を撮った写真
その中にDVから逃げている家族がいたら???
風景のひとつでしかなかったはずの家族の顔が、DVをしている人の貴重な情報源になってしまう訳だ

その話を聞いて以来、私は街中でも人の顔を写さなくなった
景色を撮る時に人が来れば、通り過ぎるまで待つようになった
もしも人の顔が入ったなら、可能な限りモザイクをかけている

撮影者には色々な主義主張があるだろう
私の聞いた話を、その通りだなと思った人も、そうでない人も、幸せを生み出す写真を撮っていけたらいいな


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