世襲議員を禁止する事は出来ないけれど、議員をより民主的な存在にするために:案①~三つの「ばん」の解体~地盤編
自民党総裁選や選挙を見ていて、この国は本当に民主主義の国なのか、と思う事があります。
あまりにも世襲議員が多い、という事です。
悲しい事ですが、野党でも鳩山さんという世襲議員がいます。
本音を申し上げれば、世襲議員は禁止してほしい。
が、それでは門地による差別に繋がりかねません。
また、世襲で当選してきた議員方がご納得はされず、ただの国民の不満の声として消え去るでしょう。
さて、ではどうするか。
議員に必要なのは地盤・看板・鞄と三つの「ばん」が必要だと古くから申します。
それを解体して差し上げましょう。
2世3世は親と同じ選挙区からの出馬を禁止する。
或いは、どの議員であっても、毎回選挙区を変えるようにすればいいのです。
こうすると、地元利権優先の政治家はいなくなるでしょう。
政策だけで戦い、或いはその時の選挙区に応じた自分の生まれ育った地区とはまた別の世界を目の当たりにして、見聞を広め、政治家として学んでいけばよろしい。
どうして、西九州や東九州に、四国に、山陰に、日本海沿岸の東北に、道東に新幹線がないのか。
どうして、首相の出身県が偏るのか。
その不平等を少しでも解消してほしい。
そして、日本の地力を上げて欲しい。
出身地が変われば見える物が変わります。
例えば、東日本ではカーフェリーは離島への交通手段やバイク愛好家の交通機関ですが、西日本では四国や九州に渡航するのにフェリー便は多く出ています。
九州に住めば西日本新聞の戦争特集を読め、東日本において知名度の低い長崎の原爆の実態がより詳細に学べます。
とりあえず、地元への利権誘導は知事に任せるか知事と話し合って、国政に参加する国会議員は自分の地元と切り離された場所でお国のために働いていただきたい。
これが、新幕府流の『江戸藩邸』や『参勤交代』、そして『国替え』の制度です。
新幕府は政治家の世襲を排し、政治家の実力主義での登用・選挙を約束いたします。
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