【劇場めし 第51回】高円寺の武蔵野うどん
がっしり。ずっしり。極太麺。
「劇場周辺の、おすすめのご飯屋さんをご紹介!」する、このコーナー。今回は高円寺駅周辺です。近隣の劇場といえば、駅北口方面には座・高円寺が、南口方面にはアトリエファンファーレ高円寺があります。ライブハウスやイベントスペースなども多く、演劇含め様々なライブ上演が日々行われている高円寺。アクセスはJR中央線と総武線。土日は総武線のみ停車。
高円寺には、そこに暮らす人々を惹き付ける、「住民が他所へ引っ越さない街」のイメージがあります。勿論それは住民だけに止まらず、観劇目的で訪れる度に散策したくなる街であり、当然のように飲食店の選択肢も豊富なのですが、今回はこちらへお邪魔しました。
武蔵野うどん専門店の肉汁饂飩屋 とこ井。首都圏で武蔵野うどんが食べられる店は東京の西部や埼玉県に多く、ゴツゴツとした太麺を出汁につけて食べるスタイルが一般的。麺のコシや力強さは讃岐うどんを超えるインパクトがあり、愛好者の多いうどんと言えます。とこ井は都内有数の武蔵野うどん専門店と評される人気店です。
入口のすぐ左手側に食券の券売機があります。メニューはネットで下見しており、一番人気の「肉汁つけうどん」をチョイス。麺は極太麺の冷盛り、量は中盛(並盛+100g)にしました。
ワクワクしながら麺の茹であがりを待ち、運ばれてきたのがこちら。
この写真ではあまり伝わらない可能性もあり、そこが反省点ですが…、実際に極太麺を目にした際のインパクトはかなりのもの。視覚から楽しめる武蔵野うどん、いいぞいいぞ。つけ汁はアツアツで提供され、早速いただきます。
最初に箸でうどんを一本とり、そのまま口へ。見た目どおり。がっしり。ずっしり。極太麺。固さも弾力もありますが、この見た目なら納得の食感。そして、荒々しい食感の奥から小麦由来の穀物系の旨味と香りが主張します。総じて力強く、大地の滋味を連想する。これはワシワシ、ガシガシと食べ進めたくなります。麺の確かな存在感。これぞ武蔵野うどん。
次はつけ汁につけていただきましょう。お椀の中には、豚肉、油揚げ、長ネギがたっぷり。やはりうどんを一本つかみ、つけ汁に浸します。うん、うん。豚肉特有の甘味とコクが極太うどんと絡みあい、とても美味しい。豚の脂とうどんの好相性はテッパンだなぁ。つけ汁の入ったお椀を手に持ち、口からお迎えしてわんぱくに食べたい。
実は食券を買う際に中盛より多い「大盛」にするか迷ったのですが、気がつくとあっと言う間に完食。これなら大盛でも美味しく完食できたかも。次回は大盛を想定しつつ、つけ汁を変えたり、ぶっかけにしたり、他の食べ方も試してみたい!
個人的にはうどんの麺そのものを楽しめたことが大勝利でした。他店や市販品ではなかなか味わえない極太うどん。豪快さと穀物の甘さが共存する、大地の恩恵を感じられる一杯。ごちそうさまでした。
お店を出て、商店街沿いを歩きながら高円寺駅方面へ。その間にも気になる飲食店が何と多いことか。高円寺ラバーの皆さんの気持ちがよく分かります。選択肢の多い、間口の広い街・高円寺。観劇後にゆっくり散策すると、お気に入りの一軒が見つかるかも!?
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