『恐怖が始まる』配信で観劇しました
こんにちは。おちらしさんスタッフの水口です。
先日、上演されたワンツーワークス#34『恐怖が始まる』のアーカイブ配信を観劇しました!
あらすじ
見どころ「日常を維持するために直視出来ない"恐怖"」
タイトルの一部ともなっている”恐怖”との向き合い方が、何より印象に残る作品です。
作品の中心にいる妻たち、そしてその夫たちは、どこか恐怖に鈍感なまま生活を続けています。
彼らの息子や娘たちなど、少し離れた人たちは、放射線被ばくに対してやや過剰なのでは?と中心にいる人たちからは見えるように構成されています。
ただ、2021年の今、彼らの「その後」を知っている我々観客には、中心にいる人たちの「恐怖に鈍感な生活」を観ていると、なんで必死に辞めさせたり、治療に専念させようとしないのだろう…と疑問すら覚えてしまうほどでした。
ただ、作品が徐々に進むに連れて、様々な事情から"恐怖"を直視しないようにしていることが分かってきます。
見栄のため、家に帰れなくなった地域に住むほかの人たちのため、会社でやっている仕事や働いている他の仲間のため…。そうして”恐怖”以外に目を向けることで仕事を辞めず、生活を続けていかなければならない。
観ているうちに、観客としてどうすることも出来ず見守る事しか出来ない辛さと共に、自分が同じ状況に置かれた時、どんな行動を取るのだろうかとも考えてしまいました。
また、観ている最中に”恐怖が始まる”とともに別のものも始まっていったように感じました。
それは、是非配信を観て見つけていただければと思います!
チケット購入・配信の期限まで、残り2日しかありませんが、震災から10年の2021年の観劇納めとして、是非ご覧ください!
ワンツーワークス#34『恐怖が始まる』アーカイブ配信の詳細はこちら↓
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