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【合格する願書の書き方】東京農業大学稲花小学校 願書の見本とポイント

合格する願書の書き方シリーズ。

今回は倍率10倍以上の男女共学の超人気校。

「東京農業大学稲花小学校」です。

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東京農業大学稲花小学校の、過去の面接対策、はこちらをご覧ください↓↓


2019年、東京都世田谷区に開校された私立小学校。

東京都内で私立小学校が新たに誕生したのは、50年ぶりのこと。

開校してまだ5年という新しい学校です。

東急田園都市線・用賀駅からバスで通い、東京農業大学の広いキャンパスの一角に稲花小学校があります。

開校して間もないころは、入学試験で子ども達の何を見て合否を見極めるのか、学校側も手探りな状態が続きましたが、コロナも明け、学校側が行いたい考査も実施でき、ようやく学校の教育方針に合う、ご家庭・お子様を見極められるようになってきたような、そんな感触を、合格を勝ち取ったご家庭・子供たちを見ていて感じます。

新しい学校という事から、世の中の事情に合わせた学校経営をされているなと感じます。

いわゆる伝統ある小学校では、なかなか取り入れられない、共働き世帯を応援してる学校だと思います。

伝統校は、専業主婦であることが前提とされ、母の会は平日の午前中にあったり、手作り品等がよしとされ、母親の手作りの手提げバック・お弁当袋にランチョンマット等、伝統を重んじるばかり、古きよきという習慣や考え方がいまだに残っています。

稲花小学校は、そんな伝統校のネックとなる部分をうまくカバーしていると思います。

まずは、給食。

学校で調理された給食は温かいものが提供され、農業大学が母体となっているので栄養バランスもしっかり考えられたメニューです。

そして、アフタースクール。

これが一番の特徴です!

アフタースクールが併設されている学校はかなり増えましたが、夏休みといった長期休暇までアフタースクールが運営されている学校は数少ないと思います。

稲花小学校は、夏休み・冬休み・春休みといった長期休暇全てに対応したアフタースクールが学校に併設されているのは、働くお母様にとってかなりのポイントになると思います。

そして、中学受験をすることなく、東京農業大学第一高等学校中学部へ内部進学することができます。

その東京農業大学中学部は、中学受験をすると偏差値は男子・女子ともに65以上。

中学受験を避け、偏差値の高い中学へ内部進学させたいご家庭には非常に魅力的な稲花小学校。

稲花小学校の教育方針や校長先生である夏秋先生の思い等を考察しながら、
稲花小学校の願書を書く上でのポイント解説と、実際の願書の見本を提示したいと思います。

稲花小学校は、面接が唯一、オンラインで行われます。


実際に対面で会う事なく、オンラインでご家庭の空気感を学校側は察する必要があるため、願書はかなり重要です。

校長先生は願書を隅々まで読まれた上で、お一人お一人面接を行います。

オンライン上で行われる面接を想定して、よりリアルな具体例を交えながら、約1080文字の小論文を書く必要があります。

分量はかなり重たい、稲花小学校。

この2-3年、願書の設問も変わっています。

過去3か年の願書の設問を比較検討しながら、稲花小学校が何を考え設問を変えているのかも解説したいと思います。

願書の見本をご参考になって、光るあなただけの願書になるように願っております。

想定家族
父:某大学院での研究職
母:某銀行勤務
本人:女児(都内保育園 在園)

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