どんなタイプの子が慶應義塾幼稚舎や慶應義塾横浜初等部に合格するのか
小学校受験の最高峰、慶應義塾幼稚舎。
そして、2013年に開校した慶應義塾横浜初等部を合わせた慶應系列2校は、小学校受験の中でもトップクラスの人気校です。
そのような人気校に合格する子は、どんな子でしょうか?
どこの小学校も、学校ごとに「求める人物像」がありますので、慶應系列の小学校に合格する子は、やはり「慶應っぽい」と思える子が多いのが事実です。
慶應義塾幼稚舎、慶應義塾横浜初等部に合格する子の特徴を5つ挙げてみたいと思います。
慶応義塾幼稚舎・慶應義塾横浜初等部の攻略や、合格する願書の書き方、面接で聞かれる質問と狙いは、こちらをご参考ください。
自立している
自ら学んだり、遊びを作り出すなど、小さいころから自立しているのが特徴です。
一人で本を読んだり、絵を描くこともそうですし、やりたいと思ったことを自分で行動できる子が多いように思います。
日常の生活の中で、親が如何に子どもの自立を促しているかが問われていると思います。
言葉が達者
慶應系列の小学校の子どもたちは、よく話し、表現豊かに自分の想いを話すことができる子が多いと感じます。
自分の気持ちを言葉にする力があるので、お話をしていても、どこか惹かれるものがあります。
慶應義塾幼稚舎、慶應義塾横浜初等部では、絵画の試験中に、先生からのお声がけがあります。
「何を描いているの?それはどうして?」と尋ねられた時に、表現力豊かに自分の言葉で説明できるかを問われるので、総じて言葉が達者な子が多いのだと思います。
普段からお友だちやご家族と沢山会話をしているか、沢山の本を読んで言葉を覚えているかも大切ではないでしょうか。
運動神経がいい
慶應義塾幼稚舎、慶應義塾横浜初等部共に、体操やサーキットが試験科目になります。
そのため、合格する子は、体幹がしっかりしており、きれいな走り方、きれいな飛び方ができ、運動のセンスがある子が多いです。
私たち夫婦のような体操のプロではない普通の親でも、慶應系列に合格できる子を体操の塾で見ると「この子合格しそうだな」とすぐにわかります。
私個人の感覚ですが、この運動神経は、もともとの筋肉の付き方だったり、生まれ持ったものが多いような気がしています。
塾でも、ある程度運動神経を伸ばすことはできると思いますが、これは、生まれたときの、体のつくりや筋肉の付き方で勝負がついていると思っています。
活発で負けん気が強い
合格する子は、みんな活発で負けん気が強いです。
勝負ごとが好きで、ゲームでは勝つまでやり続けたり、負けたら本気で悔しがる子が多いと思います。
それは男の子も女の子も同じです。
中学受験塾で言う、いわゆるサピックスに向いている子といえばわかりやすいでしょうか。
お友だちとの勝ち負けを楽しみながら、競うことでモチベーションが高まる子が多い。
負けん気が強いので、男の子も女の子も、「強い子」が多いですね。
実はこの「強い」というのが「他の学校が落ちやすい」という特徴もあるのです。
特に、女の子の小学校では、キリスト教系の学校が多いのですが、キリスト教系の小学校は「人に優しく、人のために生きる子」を求める傾向があります。
負けん気や強いとは真逆の、優しく人のために生きる気質がキリスト教系の学校では求められます。
そのため、慶應系列の小学校に合格する子は、キリスト教系の女子校に全滅した、という子が実は多かったりします。
求める人物像が正反対なのでしょうがないことだと思います。
細身で見た目がいい
ここは、意外と小学校やお受験塾が本音で話してくれないところです。
合格する子は、総じて細身で見た目がいいという特徴があります。
つまり、男の子はシュッとしていてカッコいい子が多く、女の子はスリムでかわいい子が多いのです。
学校側に立つとその意味が理解できると思います。
生徒は学校が指定する制服を着て、登下校します。
生徒は学校のイメージを体現する存在であり、学校の代表なので、見た目が良い子をとる傾向があるのです。
太ってお腹の出ているような子を、慶應系列の小学校で見たことがありません。
私は、お受験前に、この見た目に関する噂を聞いたことがあり、正直なところ「そんなわけない、試験で公平にみているはずだ」と思っていました。
でも、受験を終えた後「実は正しかったのだ」と感じた特徴がこちらの、細身で見た目がいい、というものでした。
以上、自立している、言葉が達者、運動神経がいい、活発で負けん気が強い、細身で見た目がいい、という5つの特徴をあげました。
上の特徴にあてはまるお子様は、慶應系列の小学校を目指してみてはいかがでしょうか。
また、あてはまらない特徴があるお子様は、ご家庭での教育や導きで、そこを強化していくのもいいと思います。
普段、お父様お母様とのゲームを通じて負けん気を養ったり、ご家庭で会話量を増やしたり、または、日記を書くなど自分の気持ちを表現する工夫をすることもできると思います。
小学校受験は、親の受験。
やれることから、始めていきたいですね。