毎週、いろいろな塾の模試を受けた方がいい理由
小学校受験の塾は、11-10月が年度の区切りになります。
「年長コース」は、年中の11月からが始まり、年長の10月まで授業が行われます。
11月以降は、通常授業がなく、「直前対策講座」に変わるのが一般的。
塾の中でも、早いところは11月から模試を行っていますが、年長になった4月から模試が増えてきます。
ジャック幼児教育研究所、伸芽会、理英会、こぐま会、スイング幼児教室・・などなど。
武者修行で試験慣れする
私たちの子どもは、最初は月1-2回から始め、夏ごろからはほぼ毎週のように模試を受け、武者修行を繰り返してました。
特に意識していたのが、会場。
いつも通っている塾の校舎とは「別の校舎」で受けたり、実際の「小学校」が模試会場として使われることもあるため、積極的に、「遠征」させていました。
いつもとは違う教室、違う先生、違うお友達。
この場慣れが、とっても大事でした。
大人以上に、子どもは場の雰囲気にのまれます。
試験本番で、教室の雰囲気にのまれて本領発揮できないこともあるでしょうし、普段見慣れない教室の備品が気になり、キョロキョロして集中できないこともあると思います。
また、一つの塾の模試だけを受けていると、その塾が出題する「イラスト」に慣れてしまうので、いろいろな塾の模試を受けることで、試験慣れにもなります。
模試直後と結果から、子どもの課題を把握する
模試はただ受けて終わりではなく、模試直後の「子どもの感想」と、実際の「試験結果」を照らし合わせることも欠かさず行いました。
子どもが「できた!」といっても、実際は「ズタボロ」だった、ということも度々あります。
その際、なぜ、そのようなズレがあったのかも、親として把握しておくと良いと思います。
私たちは、「日時」「場所」「誰と行ったか」「直後の感想」を模試を受けるたびにメモし、試験結果が出た後は「順位」「偏差値」「得意科目」「苦手科目」「指摘箇所(落ち着きがない、指示を聞かないなど)」を、毎回まとめておりました。
Googleスプレッドシートなどを活用し、夫婦で共有しあうのが1つの手です。
朝の模試は調子よいが、昼からの模試は眠くなりやすく、いつもできるはずのペーパーのミスが多い。
試験会場に少し早く到着して、周辺を散歩しながらモチベーション上げて送り出したとき、個人面談や行動観察の結果が良い。
など、何か気づきがあれば、今後の対策を考えるなど、子どものPDCAを繰り返します。
塾によって模試の難易度や特性がある
また、いろいろな塾の模試を受けるメリットとしては、子どもの立ち位置を正しく把握しやすい、というのがあります。
ジャック幼児教育研究所や伸芽会の模試はやや難易度が高く、なかなか点数がとれなかったですが、こぐま会の成績は良かった、みたいなこともありました。
1つの塾だと模試を受ける母集団の違いや、出題の特性もあるため、いろいろな塾の模試を受けるのが良いと思います。
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皆様のお受験がうまくいきますように。