週刊明るいラスベガス10/14/21
急に寒くなってきたラスベガス。短い秋があっという間に終わりそうです。10/9土曜日にラスベガスの北西に位置するチャールストン山で初雪が観測されました。
そんな初冬のラスベガスから明るいニュースをお届けします。
★今週のラスベガスニュース★
まずは明るい近未来系のニュースからまいります。米自動車部品大手のAptivと韓国のヒュンダイの合弁会社であるMotional社が、自動運転の試験運行をラスベガスで再開しました。
Aptiv社は2018年からBMWで自動運転タクシーの実験をLyftと提携して行っていましたが、コロナ禍で中断していました。今回、Motional社を設立し、ヒュンダイの電気自動車IONIQ 5を導入します。この車は安全監視員の乗車が不要で、2023年末までに正式運用の開始を目指すそうです。
Motional社は、世界で最も高性能で安全な自動運転車の開発するべく設立された会社で、米ボストンを本拠地とし、韓国の首都ソウルを含め、シンガポールなどにも拠点があります。
チャレンジ大国アメリカにおける自動運転開発の動きは加速しており、GMゼネラルモーターズ&Cruse(ホンダも加わる事になります)はカリフォルニアの公道で実験中。フォードはフォルクスワーゲンと提携しテキサス州オースティンで自動運転タクシーと無人配送の実験中。またグーグル系のウェイモはアリゾナ州フェニックスで自動運転タクシーサービスを展開、フィアット・クライスラー・オートモービルズやジャガー・ランドローバー、日産自動車・ルノーと提携しています。Uberはトヨタ、デンソーからの資金提供を受け、自動運転開発と配車サービスの融合、そして何と空飛ぶタクシー「Uber AIR」の開発も進めています。テスラも自動運転の大手として実験を進めており、マイカーをロボタクシーにできる「TESLA NETWORK(テスラネットワーク)」構想も発表し、注目を浴びています。
ラスベガスにまた新たなホテルが出来ます。ナッシュビル、ハリウッド、ニューヨーク、フロリダ、そしてバンコクにもあるドリームホテルが、マンダレイベイのはす向かいに3億ドルのプロジェクトで20階建てのホテルが来年から建設開始されます。完成は2023年を目指します。当初はマッカラン空港に近過ぎるという事で航空対策に支障が出るとしてクラーク郡(ラスベガスを含む行政区)の許可がおりませんでしたが、空港との境界に高さ9フィート(約3m)の2重の壁を設置するなど様々な空港に対する安全対策により、許可されました。
最後にエンタメにまいります。来年の2022年8/6にアレジアントスタジアムでレッドホットチリペッパーズのコンサートが開催決定しました。2022グローバル・スタジアムツアーの一環で、ラスベガス公演ではあのストロークスも一緒です。レッチリは全世界で8000万枚以上のセールスを記録し、グラミー賞も3回受賞のカリフォルニア出身のバンドです。非常に楽しみ!!
★コロナ&ワクチン情報★
ラスベガスがあるネバダ州のコロナワクチン接種者は約62%で10/13付けの新たな感染者は422人、1週間平均は454人。かなり落ち着いてきました。
現在、ラスベガス医療研究センターが新型コロナの経口治療薬の治験を実施しており、治験に参加したいコロナ感染者を募集中です。メルク社は経口治療薬モルヌピラビルをFDAに申請しておりコロナ予防の選択肢が増えつつあります。