モニュメントバレー①
次回のアメリカ旅行のご参考になればという想いで、グランドサークルの各名所をできるだけ分かり易くテキストと写真でご紹介してまいります。
まず最初はグランドサークルの数あるポイントの中でもダントツの人気を誇るモニュメントバレーからまいります。
モニュメントバレーはラスベガスから陸路で7時間程かかる場所です。どこからも遠いと言われている場所でもあります。
アリゾナ州、ユタ州、ニューメキシコ州、コロラドの州の4つの州境に近いエリアで、インディアンの部族⋆ナバホ族の聖地と呼ばれています。
(⋆ナバホ族:アメリカのネイティブアメリカンの中では居留地内の人口が最も多い部族で現在30万人居住していると言われています)
そして7/8、ついにモニュメントバレーが再オープン致しました。ナバホ族の管理する公園ナバホ・トライバルパークは全て再開となりました。
今回、ナバホ族はコロナのダメージをかなり受けた部族の一つでもあり、慎重を期して、この時期のオープンとなりました。
写真下のビュートと言われる岩山と、メサというテーブル状の台地とで構成された独特の地形が特色です。
この景色が記念碑が立ってるように見える事から、モニュメント(記念碑)バレーと呼ばれるようになりました。
2億7千年前の地形が浸食、風化によってこんな形に形成されました。
モニュメントバレーと聞くと何を連想されるでしょうか?
荒野のカウボーイやインディアン?まさに西部劇の舞台?
そう、モニュメントバレーは映画やCMで一躍全米、世界で有名になった場所なんです。
この地で最初に撮影された映画は西部劇を代表するジョン・フォード監督作品『駅馬車』という作品でした。
20世紀前半(1920年代~1950年代)の西部劇全盛期後も、現在に至るまでハリウッドは、この地を映画の撮影地として使い続けています。
『バックトゥザフュ―チャー』『フォレストガンプ』、『テルマ&ルイーズ』、『ミッションインポッシブル2』、『ローンレンジャー』等々の映画はこの地で撮影されています。
またCMだと古くはアメリカを代表するマルボロというタバコのCM、日本では男性化粧品マンダムのCM等で知られています。マルボロはマルボロマンがこの地でキャンプしワイルドな食事の後に一服するというモノ。またマンダムはあのチャールズ・ブロンソンがマンダムと言いつつ顎を撫でるというモノ。どちらもカウボーイに扮しています。
そんなアメリカの原風景と呼ばれる奇跡の地形にたたずんでみませんか。
当時のカウボーイの気持ちが少しわかるような気がしてきます。
私共の提案としては、お泊りになって世界で最も美しいと言われる朝日を見て頂きたい場所でもあります。