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週刊明るいラスベガス11/03/21

爽やかな秋日が続くラスベガスから様々なジャンルのニュースをできるだけ分かり易くお届けします

★今週のラスベガスニュース★

のっけから非常に残念なニュースが飛び込んでまいりました。ロックバンドKISSがラスベガスでの12/29から2/5の全13公演を全てキャンセルしました。ワールドツアー中の8月にメンバーのジーン・シモンズとポール・スタンレーが揃ってコロナに感染、10月にツアーのギターテックの男性スタッフがコロナで死亡しました。ツアーのコロナ安全対策を怠ったというのが理由と言われています。

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残念なニュースが続きますが、NFLラスベガス・レイダースの若手のレシーバーHenry Ruggs選手(22)がレインボーとスプリングマウンテンの交差点で交通事故を起こしました。Ruggsは愛車コルベットで制限時速45マイル(72km)のレインボーブールバードを北に時速156マイル(250km)で走行し、反対車線にはみ出し、小型SUVのRav4に衝突し爆発炎上しました。Rav4に乗っていた23歳女性は死亡、同乗していた犬も死亡しました。Ruggsとその彼女も重傷を負い病院に搬送されました。Ruggsは飲酒運転で血中アルコール濃度が0.16%。ネバダ州の法定基準である0.08%を2倍上回っていた。ラスベガス・レイダースはRuggsを即日解雇しました。

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自動運転自動車メーカーのNuro社がノースラスベガスのCraig&Bruceに工場を建設します。Nuro社(Nuro, Inc.)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州マウンテンビューに本社を置くロボット会社。現在はウェイモとして知られるGoogleの自動運転自動車プロジェクトに深く携わった2人の技術者により設立されています。去年、ソフトバンク・ビジョンファンドから9億4000万ドル(約1030億円)の投資を受けた自動配達のスタートアップで、無人運転配達車の安全規定適用除外を米連邦政府から初めて認められた企業となりました。ラスベガス工場近くのラスベガスモータースピードウェイで走行試験をする予定で、完成後は250人を雇用し、平均初任給は時給$27.50。ノースラスベガス市からは10年間で$17万の免税措置を受ける事になっています。下記の写真は開発中の無人宅配自動運転車「R2」一般道路での利用が想定されています。

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リゾートワールド・ラスベガスが地元住民向けの割引サービスを発表しました。ネバダ州のIDとメンバーカードがあればホテルの宿泊料が最大で35%引き、レストランの食事が20%引きに。またナイトクラブZoukの入場が無料。他にも様々な特典があります。

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★コロナ&ワクチン情報★

ネバダ州が月曜に発表したコロナの新規感染者数は木曜から日曜までの4日間の合計で2682人でした。1日あたりでは670人となります。一方これまで感染者の大半を占めていたクラーク郡は4日間で1074人、1日あたり268人と大きく減少しています。まだ8%ある検査の陽性率さえ下がればマスクの着用義務が解除される予定。

米食品医薬品局FDAがファイザー製薬のコロナワクチンを5~11歳の子供に接種することを認可。容量は成人の1/3となる。早ければ来週にも全米で解禁される見込み。これまで米国ではこの年齢層の子供の8300人がコロナで入院し、うち1/3が集中治療室に入り、100人以上が死亡している。また入院した子供の70%が喘息や肥満などの基礎疾患を抱えているほか、2/3以上が黒人かヒスパニックで、経済格差も影響を与えています。

ネバダ州にある公立大学(UNLV、UNR、CSN等)で来年から授業に出席する全ての学生にコロナワクチンの接種を義務付けることをネバダ州保健省が承認しました。春学期の講義を受講する学生は11月1日までに接種証明を提出する必要があります。