モニュメントバレー③
グランドサークル人気ナンバーワンのモニュメントバレーについて2回に渡りご紹介してきました。
そして7/8 このモニュメントバレー・トライバルパークがオープンという事になりましたので、最後はこの地を訪れる際の楽しみが増えればという事でモニュメントバレーのトリビアをお届けします。
モニュメントバレーの風景は、地球の作り上げた芸術作品です。
荒野に点在するビュートそしてメサの高さは平均300m。
5千万年かけた浸食作用によってこの高さとなりました。
元々この一帯は川底でした。岩々の赤茶色は、この地が隆起した際に川底に溜まった鉄分が酸素の濃い地表に現れ酸化した色です。
またこの公園は、季節によって違う表情を見せてくれる場所でもあります。
標高が1400mあり、朝夕の気温差が激しいので羽織るモノは夏場でも必須です。冬場はマイナスになり雪が降る事も多い場所。
観光としては超寒いのですが、実際の積雪の風景に出会えたら筆舌尽くし難いものがあります。
このモニュメントバレーの公園はナバホトライバルパークというのが正式名称です。ということでアメリカの国立公園や州立公園のひとつではありません。ナバホ族が運営管理する公園です。
そして何とまだこの公園内には、まだ何家族かのナバホ族が水道、電気の無いながら生活をされています。
彼らはナバホネーションという名前で居留地内の自治を行っており、何度もアメリカ連邦政府から国立公園にしませんかというリクエストを断り続けています。
ただこれは、彼らの伝統を守りつつ管理したいという意思の表われだと思われます。
先祖代々伝わる伝統工芸として、ターコイズを用いたインディアンジュエリーやナバホ織りという織物は有名です。またお土産として人気が高いのはドリームキャッチャーです。(枕元に飾るモノで悪い夢を網に引っかけて、良い夢だけ落としてくれるという)
ナバホ織りは、羊の毛を刈って糸を作る所から全て手作業で独特の模様が特徴的な織物で本物はかなり高価になります。
また食事も独特で、ナバホタコと呼ばれる揚げパンにひき肉、豆、オニオン、レタス、トマト等がのった名物料理があります。
また羊養が中心産業だった名残でマトンシチューも名物のひとつです。
これらの伝統工芸や名物料理は、ビューホテルまたはグールディングスロッジのお土産物屋さんそしてレストランで楽しむ事が出来ます。
凄い風景で地球の鼓動を感じるだけでは無く、ネイティブアメリカンの伝統文化も併せて感じる事が何より大切な場所ではないかと思います。
それがナバホ族の聖地と呼ばれている由縁です。
次回のアメリカ西部の旅の目的地のひとつにモニュメントバレーを加えてみてはいかがでしょうか。
その際は、お気軽にネバダ観光サービスにお問い合わせください。
最後に弊社ツアーでもモニュメントバレーはジャンプする方が一気に増える場所です。
ただジャンプする際は、十分着地に注意してくださいね。
(ちなみに上の若者達はハンパない身体能力でしたので例外)