アンテロープキャニオン③
ようやくオープンしたアンテロープキャニオン。最後は神秘の峡谷にまつわるトリビアでお楽しみください。
アンテロープとはそもそもカモシカ科の鹿の種類の名前です。別名レイヨウとも呼ばれています。スマートで角が特徴的な鹿です。
ページの町にほど近いこのナバホ族の居留地には、その昔数多くのアンテロープが住んでおりました。
そんな頃、ナバホ族のある14歳の羊飼いの少女が、いなくなった羊を探す際にこのキャニオンを発見しました。
少女が洞窟内で羊を発見した時に、羊の側にアンテロープが居たところからアンテロープキャニオンと名付けられました。
この少女はすでにおばあちゃんになられてますが、彼女が居なければこのアンテロープキャニオンは未だに砂漠の中に埋もれたままになっていたかもしれません。
①でアンテロープキャニオンは、鉄砲水で出来た峡谷という事はお伝えしました。
この鉄砲水(英語ではFlash Flood)の威力がとてつもないのです。そしてこれは毎年夏場に複数回来るものなのです。
1997年8月には、なんとこの鉄砲水で11人の人命が失われました。
これはまだアンテロープの観光化が進んでおらず、ガイド無しで勝手に峡谷内を探索できてていた時代の悲劇かもしれません。
現在は、現地での大雨、近くの山にゲリラ豪雨が降ったり、積乱雲が確認されると、即座に閉鎖となります。
また砂漠ですので高温過ぎると閉鎖になったりします。
特に夏場、デリケートな峡谷である事は間違いありません。
だからこそ美しいという事も言えると思います。
まさに砂漠の奇跡ともいうべき峡谷です。
峡谷内は、ローワーもアッパーも中では砂が降りそそいでいますし、アッパーに関しては4WDのトラックの荷台に乗って10分程の移動があります。
防砂対策としてマスク、タオル、バンダナ、帽子、ウインドブレーカー等は有効です。ご準備されると良いかと思います。
ただこの砂があるから、夏場のビームは見れるとも言えます。
その光の美しさ、是非生で見に来てください。
アンテロープキャニオンは、現地ツアーの予約が困難な事、峡谷内の持ち込み制限がある事、それぞれの峡谷の季節によるベストな時間帯がある事、等様々な条件があります。
それらすべてをクリアしてスムーズで楽しむ為に、弊社ネバダ観光サービスのツアーを是非ご利用ください。
アンテロープキャニオンを200%楽しめる事をお約束します。