30代で経験した母親の死
私はこれまで同年代より
色々経験してきたと思う方ですが
30代で母を失うとはさすがに予想していませんでした
もはやここまでまくると50や60代の気分です
良いか悪いかは別として
私はこれまでの人生で、多くの事を学んできました
そして母の死も、私にとっては
莫大な学びとなりました
あなたは親の死を経験したことはありますか?
辛いですよね・・・・
親の死を悟る時、世界が一変するんですよね
ただ本当に辛かった、悲しかったのは
母が亡くなる前
実際、亡くなった後は
不思議と・・・・
身近にいるような気がするものです
そしてただただ受け入れるしかないので
これはもう、自分が親の死をどう解釈するかですね
でも、後悔しないために、できること
わたしがいえることは
最後まで目一杯親孝行をすることです
私の場合、母の死の原因は癌でした
闘病生活に関しても、
もはや本一冊になるくらい、本当に色々あったのですが
病が発覚して、最期の日まで
私たち家族は、希望を持ち続けると決め
母も最期まで。病と闘い抜きました
母は、もう助からないと宣告された時は
自宅介護を選んだのですが
その願いを尊重し
私たちも本当にできる限りのことをしました
その時、思いました
自宅で最期を過ごせるって、
一番安心できる場所で看取られるって
なんて幸せなんだろう、と
もちろん、もっと生きたかったはずです
孫も生まれたばかりで
これから人生まだまだのはずだった
でも、色々なタイミングが重なったとしか言えませんが
60代になる前に、母は帰らぬ人となりました
自宅介護は、本当に大変です
人手と、お金がいります
母は、なるべく自然な形で過ごしたかったので、
本当に家族だけで介護をしていました
その時、介護職は方は本当に大変だろうと思いました
弱っていく母を見て
素人では分からないこともたくさんありました
寝たきりになったときは、血流をよくするため
マッサージが必要だろうとなり
調べてみると、介護士からみて強すぎるといけない、
マッサージは専門の人がした方がいい
と書かれてあったり
「床ずれ」という皮膚がいたんだ箇所は
どういう風に対処すればいいぼか分からなかったり
お風呂に入れてあげるとき
着替えさせる時
他にも色々と身の回りの世話の時
衰弱していく母は、本当に
少し動かせば壊れてしまうのでは無いかと思うほど脆く
でも、体重は、動けない分本当に重いのです
動かすときは大の大人3人は必要になってきますが
本当に壊れてしまいそうでこわかった
これは素人の領域では無理だと感じ
介護士の方を呼んだときは
本当に、介護士の方々は天使に見えました
色々とありがとうございました
母の死期が近づいた数日間は
私は本当に24時間体制になっていました
夜中でも、何か飲みたいとき
何か用があるとき
母の呼びかけにすぐに答えられるように
相当神経を張っていました
それがまた
あ~なんか人ってすごいな~と思った事がありました
本当に全神経張っておくと
声が無くても母の意識を察知して
呼ぼうとしていたのが分かったり
そのタイミング
そして要望内容がなんとなく分かって
察知能力が」ぐ~んと上がるのです
人は精神を極限まで持って行くと
色々不思議な力が働くんだなぁと思いました
そしてもう一つ分かったのは
親を世話し、精一杯できることをする
それもまた無償の愛だということです
もう助からない、それでも
生きていてくれるだけで本当にありがたいことなんだ
息をしているだけでも、本当に奇跡的なことなんだ、と
そしてそれに感謝して
自分に出来ることを精一杯尽くす
子育ては無償の愛の中で、
責任感も伴っているものですが
ただただ見返り無く愛を注ぐ
もうひとつの、無償の愛というものを
知った瞬間でした
母とは、色々ありました
確執もたくさんありました
でも、わたしがいまここに存在するのは
母のおかげです
親の死はほとんどの場合
経験しなければいけない事ですが
このひとつの試練ともいえる出来事は
本当に大事なことがたくさん含まれていると思いました
そして、失った命は二度と元には戻せない
命がなくなれば、完全に何もなくなる
幸せを感じることも
楽しさを感じることも
悲しみ、つらさも
そこから乗り越えていく、自分の意識というものが
完全に無くなるのです
それなら生きている限り
できるだけ人生を楽しんだ方がいいし
自分の人生を、どれだけ”生きている”と
思えるかが重要なんだと思います
自分が死ぬ時は
どういう人生で、どういう最期でありたいか
色々と考えさせられました
母から受け取ったものを大切に
私も自分の人生の最後まで生き抜きたいと思います
母がいてくれたこと
母が私の"お母さん"でいてくれたこと
とても感謝しています
そして、もし今あなたが
まさに親の死と直面しているなら
できる限りの愛を注ぐ事が大切なのだと、伝えたいです
このお話が誰かの励みになれば幸いです
最後までお読み下さり、ありがとうございました
私は正直過去に色々ありましたし、人と関わる事が苦手だし超ひねくれ性格でした。 本物の成功者である松田豊さんから学ぶようになり、マインドが変わり、世界を見る目が本当に変わりました。 ブログで学びを共有する事によって、多くの方がより豊かになれるように、愛情を込めて書いていきます。