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2019年7月の記事一覧
ステートメントを考えよう(雑誌NEUTRAL COLORS ニュー・カラーへの道#5)
ATLANTIS zine01 イントロダクション〜はじめに私が編集者になった1997年。まだ電子書籍もiPhoneもありませんでした。編集者が紡ぎ出す紙の世界を、米粒みたいなキャプションひとつまでむさぼるように追って旅していた記憶があります。自分で雑誌が編めるようになり、NEUTRAL、TRANSITといくつかの雑誌を世に出してきました。ふと気がつくと、あらゆる世界にカメラが入り込み、加工したり
もっとみる続:雑誌を編むということ、旅すること(雑誌NEUTRAL COLORS ニュー・カラーへの道#4)
“誰のために編むのか”白夜書房を退社して編集プロダクションでTRANSITをつくることになった。NEUTRALの編集内容を踏襲しつつ、国やエリアを包括的かつディープにコンプリートすることで、今までにないトラベルカルチャー誌として再出発した。編集的には特集地域をセグメントすることで、博打的な編集のラビリンスに陥ることもなくなり、ある程度計算が立った。年4回をきちんと守り(当たり前だけど僕にとってはす
もっとみる雑誌の顔(タイトル)を決める(雑誌NEUTRAL COLORS ニュー・カラーへの道#3)
ATLANTIS zineとは雑誌ATLANTISができるまで、を追う内容で全6冊でした。雑誌が生まれるまでの編集者の心の動き、技術的なことを網羅しました。当初ここでATLANTIS zineの全文掲載をする予定でしたが、内容を追いかけつつ、新雑誌NEUTRAL COLORS(ニュー・カラー)が生まれるまでをレポートする方が面白そうという結論に至りました。ATLANTIS zineを掲載しつつ、N
もっとみる夢と目的と目標と〜インディビジュアル・カルチャーマガジン(雑誌NEUTRAL COLORS ニュー・カラーへの道#2)
福島空港でひまわりを植樹するボランティアに行ってきた。その中には学生もいっぱいいた。彼女たちに将来の夢を聞かれた5歳の娘は「カップケーキ屋さん」と答えて、爆笑されていた。
そんな中、輪から離れてひどく落ち込んでいるコが一人いて、何となく気になった。「あたし、就活してて全然決まらなくて。かわいくもないし…。カップケーキ屋さんて聞いてなんか感動してしまい。。本当に自分は何がやりたいんだろう。夢はある