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【漫画鑑賞#1.7】ワールドトリガー第7巻

ワールドトリガー第7巻を読了しました。いきなり感想に入りたいところですが、今まであまり注意喚起できていなかったので、改めて言わせてください。ネタバレをしていますのでご注意ください。

大規模侵攻の色んな局面が描かれていて、さらにエキサイティングだった第7巻でした。人型ネイパーの狙い自体はC級隊員にあるといっていましたが、その中でも千佳が狙われていることが確信に変わった本巻。やはり暁に追われるナルトのごと、トリオン量の大きさがネイバーフッドにおいても重要視されるが故のヘッドハンティングだと思いました。

今回の見どころも多々ありますが、戦闘で言うと、風間隊vsエネドラと、寄せ集めB級vsランバネインの二つに大別できると思います。前者の方も後者の方も、とにかく全員が頭働かせていて相手を出し抜くために作戦を練って実行に移している姿は、あまりにもハイレベルでその姿をただ追うことしかできませんでした。

前者の戦いにおいては、人型ネイパーの方が少し上手で、自分のトリガーの正体を明かすことなく進めることができたのが、最終的に風間をベイルアウトさせることに繋がったと思います。「奥の手はとっておくものだ」とはよく言われますが、まだ余力を残した状態で戦うってのは、呪術廻戦にて、五条と闘っていた際に両面宿儺もずっと心掛けてきたことですし、間違いなく黒トリガーネイパーの勝利だったと思います。とはいえ、菊地原のサイドエフェクトを活用して攻撃をかわし、一撃をくらわす間合いに入れた風間隊は非常に優秀だと思います。できれば敵がトリガーの内容を開示してくれた方が、(術式開示に伴う呪力増大のように)トリオン量が上がったとしてもこの世界の登場人物たちにはありがたい話なのかなとか思って読んでいたりもしました。

逆に後者の戦いは見事東さんの指揮のもと、数的有利な状況をうまく活用してそのまま勝利を掴むことに成功したなと思いました。巨大化したモリアと闘った麦わら一味くらいの人数比だったのでしょうが、戦い方が全然違って面白いですね。というか本作での相手の出し抜き方が、やりすぎなくらい裏を読んでいて、とんだライヤーゲーム実行されてるのかってくらい裏切りのオンパレードです。とはいえこの戦いのMVPは緑川一択でしょう。ランバネインがぞろぞろいる隊員たちという認識から、それぞれに対してサシなら余裕、という認識を改めさせたというあまりにも大きい功績があった気がしています。その時の緑川の戦い方もまた空閑戦での反省を活かしつつ敵を過去の自分に当てはめて、勝てそうと思う心情には隙が生じやすいことを見抜いて、ランバネインの足を削ることに成功していました。まあもちろん当たり前のように機転を利かせて、その場にある消火器を使っていることには驚きますが、とはいえ成長が分かりやすくて、緑川主人公の話があってもよいのでは、と思うくらい、いい場面もらっているなと感じました。

次巻では、迅さんがずっとサイドエフェクトで懸念している”オサムの死”という最悪の結末に向けての分岐点がやってきたり、それを加速化させているトリオン兵の進撃とエネドラの本部侵入がいよいよ描かれます。果たしてどういう結末が待っているのか、すごく楽しみではあります。では次の記事で。

ニュース形式ハイライト
金の雛鳥、千佳と「神」の存在…千佳が次の「神」候補として有力視されている。エネルギー源を生み出す存在を搾取して、民たちにはそのエネルギーをくれる存在=神として浸透させている可能性がある
エネドラ+もう一人黒トリガー級の人型ネイパー、ミラ…門を生成して、ランバネインを退却させる。門自体もミラのトリガーとされている。
・菊地原のサイドエフェクト、強化聴覚
…C級ながら連携してサイドエフェクトを遣えるという優れもの サイドエフェクトにもランキングがある事実 
S級のサイドエフェクトがあるだけでも、相当強い→他はどのようなサイドエフェクトが登場するのだろうか?
・玉狛第一、ネイパーに近い戦闘スタイル
…玉狛支部にいる限り、エンジニアがネイバーフッドのトリガーを改造してくれるなら、オサム、千佳もいずれかそのレベルの戦闘スタイルになる?


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