【漫画鑑賞#1.4】ワールドトリガー第4巻
この漫画はストーリの展開がものすごく楽しい方にもっていってくれて読んでいてずっとわくわくできる作品であることを確信した4巻でした。今回印象的であった場面として、迅悠一・嵐山隊と本部の隊員たちとの闘いがあったと思いますが、戦闘が割と頭脳戦であることが際立っていたと感じました。圧倒的強さというよりも迅は自身のサイドエフェクトによる先読みの能力と、周囲の環境を応用した攻撃方法で太刀川たちを退けたという印象でいたので、案外力だけでは勝てないバトルが、つまり空閑にとっても大変な道のりが続くのではとも思いました。しかしライバル的ポジションの太刀川や、最後にオサムに勝負を仕掛けた風間など、個性ある強キャラが多数登場してきて、どんどんいろんな化学反応が見れると予感しました。
そんなキャラとの闘いの中で買っていく迅と黒トリガーに惚れさせた矢先、黒トリガーを本部に譲渡するその手法はなるほどなと思わされました。我々も鬼怒田と同じリアクションをしてしまったと思っています。黒トリガーの扱いがどのように進展していくのかわかりませんが、少なくともまた迅の株が上がったことは間違いないでしょう。さらにその流れでランク戦というアツそうな設定が登場して、ワクワクしました。ドラゴンボールの天下一武道会やハンターハンターの天空闘技場のような設定なのか、それとも下克上を楽しむタイプのしのぎを削る戦いたちなのか、非常に楽しみに感じています。
同時に、この作品の好きな部分として、非常に丁寧な説明が施されている部分が挙げられます。特に武器の説明などにはその種類の豊富さと、それをしっかり説明する姿勢に感服しました。こういう細部をこだわっているところが力作を書き上げるんだという意志にも感じられて、私からしたらハマっていきたくなる要因にもなります。それぞれ自分の性格や相性を加味した武器を選んでおり、武器は選択する形式でありながらも、戦い方は多種多様になってくるのだろうと、想定はしています。
空閑も無事入隊を果たすことができ、B級隊員に向けて現在大暴れしているということで、今後の空閑そして、爪痕を残しすぎた千佳をに届けていきたいと思います。いつかチームを組むであろう3人がどのように成長するのか楽しみです。次巻も早く読みたいと思います。
ニュース形式ハイライト
・迅悠一が知る、城戸本部長の真の目的とは…ネイパー嫌いで有名な城戸ですが、それ以上の目的があるような言いぶりでにおわせ
・木虎、烏山に憧れている模様…烏山がきてから、顔を赤らめオサムが弟子であることに対し嫉妬をする木虎 乙女な側面もあることを初めて知る
・S級隊員天羽月彦の存在…”ボーダーの印象に関わる”とまで言わしめた、凶暴と思われるS級隊員 今後どのような登場をしてくるのか、どういう立ち位置にいるのか、気になります。
・オサム、ガンナーに転身希望…3人でチームを組むためか、ガンナーを希望したオサム。烏山に叩かれながらも、そこまで成長が見当たらない。次巻に期待します。
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