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坂本龍一に捧げる #推し短歌

Miki's Picture of Today: Miki* Ikeda "I miss you…" (2023)



中学生ぐらいの時から、坂本龍一さん(教授)を ずっと推していた私。好きすぎて、教授の音楽を生で聴きたいから、自分もニューヨークに移住した。大学やアートスクールに行きながら、ライブ見て。そして、ニューヨークで就職したりした。私の生活には、常に「坂本龍一」が同居していた。(高齢となった親のこともあり、数年前に実家のある東京に戻った。俗にいう50/80問題が私の家族にもあった。)そして、今年2023年3月28日に教授(坂本さんのことを友達と話す時、いつも私は教授と呼んでいる)が亡くなったとのニュースが世間に流れた日に、ここ数ヶ月連絡をとってなかった高校と大学時代の友達達から、追悼のLINEメッセージが届いた。そのぐらい「私=教授のファン」というのは、私の友人の中では有名だったのだ。

2023年の1月11日に高橋幸宏さん(私はユキちゃんと呼んでいた。まるでアルプスの少女ハイジに出てくるヤギのユキちゃんのように、私にとってユキヒロは愛おしいのだ。)が亡くなって、すごく悲しかったのに、教授まで天国に行ってしまった。プチ鬱な感じだったのに、もっともっとディープな鬱になりそうな感じだった。6月に新潮社から坂本龍一の「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」が出版された。もちろん、初版予約はして、本は届いたのだけど、読む気にはならなかった。だって、誰にも邪魔されず、必死に最後まで読みたかったから。だから、この夏、唯一に自分の時間が取れるニューヨーク便の飛行機の中で、一気に読むことにした。

そして、この本を読んだ後に、こんな感じの短歌もどきができた。

- 世界中、誰でも、同じ月を見て、今宵想う、我が君よ。

miki* ikeda

ちょうど、「推し短歌」という投稿企画をやってるということで、これをちゃんと磨いて、提出しようということにした。そこで、プロジェクトnoteではなく、この個人的なnote、このSide Bで投稿という形にしてみた。

(ちなみに、こちらが短歌の原案元の私のプロジェクトnote)
https://note.com/muse03/n/nad8ebcf2ce77

ニューヨークに住んでた時に、地球の反対側の日本でも、この同じ月を見ていたんだな、って、いつも思ってた私。いつも同じニューヨークにいた教授も、最期は同じ東京で涅槃に入った。そう、私にとっては、教授はお釈迦様みたいな存在で、いつも彼の音楽がそばにいてくれて、いつも私のこと応援してくれていた。まあ見方を変えれば、ある種、私も坂本教の信者だったのかも知れない。

それゆえ、だから、私は「坂本龍一推し🎶」



追伸)ちょっと昔、日本の大学生だった自分は、当時大流行をしていた俵万智さんの「サラダ記念日」という本を書店で買った。この詩集のタイトルとなった短歌は、初々しい彼との恋愛関係を乙女心で文字に描いた恋愛日記。当時の私もこんな恋を沢山したいなぁ、と思っていたのだが、いつの間にか、私はオバさんと呼ばれる年齢にたどり着いてしまった。早いね。時間が経つのは!!まさに浦島花子の心境なんです。アメリカから戻ってきてから。

「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日

俵万智「サラダ記念日」 
発行日:1987年5月8日/出版社: 河出書房新社


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