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細胞性浮腫と血管性浮腫のCT

1.まず通常の脳から考えてみよう。
灰白質には神経細胞体があり、軸索がある白質よりも密である。

2.血管性浮腫(vsogenic edema)において、毛細血管より細胞外に水が漏れる。細胞体のある灰白質よりも軸索のある白質の方が疎であるので、白質に水が溜まる

3.虚血ではNa/K pumpの機能が障害されるため、水は細胞体、軸索のどちらいも溜まる。その結果、細胞性浮腫(Cytotoxic edema)となる

4.虚血による細胞性浮腫では、灰白質・白質ともに浮腫上になるため区別が難しくなる。一方で血管性浮腫では灰白質は変化がなく、白質が浮腫状になる。