特措法の変更(改正とは言わないでおきます)について

私の住む京都府にも緊急事態宣言が発出されて数日

夜の学生街も9時ごろには非常に静かになってきました

先月はコロナ禍とはいえ、学生が10時過ぎてもワイワイやっていたのですが、今となっては懐かしさすら感じています

さて、つい先日政府が新型コロナウイルス対策の特別措置法を改正するという話をテレビで見ました

中身としては、緊急事態宣言下において知事の休業命令に飲食店等の店舗の事業者が従わない場合、行政罰として50万円以下の「過料」を科す方向で調整に入っているということらしいです

法文の変更理由としては、飲食店への営業時間短縮や休業の要請を拒否しても罰則がなく、実効性をどう担保するかという課題のもと、「ある程度の強制力を持たせないといけない」という考えが政府から浮上したというものらしいです

なるほど・・・飲食店に休業を要請して、従わない場合は過料を徴収する...

なんで?

なんで過料とられるのが事業者側のみなの?

店はあくまでも食事は場所の提供を行うサービス業であって、店がコロナウイルスの発生元じゃないじゃない

仮に店舗でクラスターが発生したとしてその発生順序は

① コロナウイルスを持った人が客として入る

② 会話、飲食時にマスクを外し、唾液等飛沫が閉鎖空間内に放出される

③ 同時期に店舗にいた人間が体内に取り入れ後日感染

といったもののはずです

この場合において、店が関与しているのは場所や飲食物の提供のみです

だけど特措法の内容変更により、店舗(事業者)に過料が課される

え?客は?

客はお咎めなし?

なんで?

コロナにかかったから?

コロナ持ってきたのも、コロナ撒いたのも、その後コロナかかったのも客じゃないですか?

確かに、コロナウイルスの拡大を抑えるための措置として、時短営業、最悪の場合の休業要請はやむを得ないと思います

しかし、ただでさえこれまで昨年春の緊急事態宣言時に時短要請、休業要請を課されてきた事業者側の立場を鑑みたときにあまりにこれは酷と言えます

特に「休業要請に従わない場合」って条文に少し腹が立ちました

休業要請に従う ⇒ 店舗の休業

を意味します

さらに

店舗の休業 ⇒ 営業利益の減少(実質ゼロ)

営業利益の減少 ⇒ 経営の悪化

経営の悪化 ⇒ etc...

というように矢印はどんどんネガティブに続いていきます

このような条件を認めることが事業者側にどれほど大変なことか...

しかし、その休業要請に従わないことによって過料が課される

どっちにいったって悪い方向にしか行かないんですよね

一応、政府としてもただで従えとは言っておらず、休業補償金の給付も検討しているとのことです

まあ金額については昨年を見ればわかることでしょうが


この問題についてなんで僕が腹立たしいかと言えば

政府も行政も地方自治体も全員口をそろえて

コロナ対策として第一声が

「飲食店の...」から始めていることです

ちゃうやん

一番の問題は客やろ

おいしい店行って、おいしい料理食べて、おいしいお酒飲んで

後日

あーあそこクラスターなってるー!

なんちゅうところ行ったんや...

張っ倒すでワレ ↑

ここまで言いたい放題だったのですが、じゃあお前はどないなん?

ただ批判だけかい

なんて言われるのも癪なので

なんとなくの代案も考えてみました

私案(笑)

仮題 コロナウイルス対策下の飲食店等における事業者と"利用者"に対する特別措置法

・これまで通り、感染症対策を徹底する

・休業要請"は"行う(推奨、あくまで任意)

・基本店舗営業は20時(時間と感染との関連は不明だが、国民への対策アピール)

・20時以降の店舗営業に関しては閉店を推奨する

・20時以降も営業する場合、政府に認可を受けた上で特措法による追加税(+50~100%)を全飲食物に課す(たばこ税のような大幅増税による利用の敬遠を狙う)

・コロナ追徴税は閉店もしくは休業要請に従った店舗への支援金に全額当てる

要は、深夜まで利用する客から金ふんだくって集めた金をちゃんと休業要請に従った店にあげればいいんじゃないかという安易な発想です

まあ本当は、国会議員の給料切ってほしいんだけど💛

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