「学歴フィルター」の具体的事例
コロナ禍によって就職活動にも大きな変化が訪れたこの1年
私もその波にいろいろメンタルを左右された悲しき被害者の一人でした
ただ、今年度の就活生(22卒)の動向を調査している情報会社の統計では、
内定(保持)率は昨年よりも高いようで、内定を取るということだけに関して言えばあまり例年と比べても難しいわけではないようです
さて、今回は上記にあるように「フィルター」についての話です
この「フィルター」というのは言わずもがな
学歴フィルター
のことです
就職活動をしていく上で必ず耳にするであろうこの言葉
意味としては
「学歴によって就職活動の幅が変わること」
というのが一般的になります
自分自身、就活を始めるまではこれの存在については半信半疑でしたが、
就職活動を終えた今、はっきり言います
マジでえげつないほど学歴フィルターは存在します
ドン引きしました
以下に具体的な体験談を挙げていきます
① Webテストの点数は同じでも・・・
これはある企業(年間売上3兆円の某企業)のインターンに参加した際に同じグループのメンバーから聞いた話です
彼はこの企業のインターンに応募する際、高校からの友人(大学は別)と一緒にエントリーしました
そして、一次選考のWebテストも一緒に受け、解答も全く同じだったようです
しかし、一週間後の選考結果では、彼は通過、その友人は落選しました
彼と友人との違いは唯一
「学歴」
彼は関西の有名大学、友人はいくらかランクが下がった大学だったようです
(確かに初めのエントリーフォームで大学名を書く欄があったような気が)
真偽のほどは明らかではないですが、このような振り分けは国営事業と密接な関係を持つインフラ業界でありがちだと言われています(諸説あり)
僕がインターンに参加した企業もガッツリその業界です
② あれ?就活サイトの登録フォームが・・・
これはインターンではなく、就活サイトのアカウントを作成した時の出来事です
就職活動を行う上で、いろいろなサイトから情報を得ようと多くの就活サイトに登録していました
その中には、マ〇ナビやリ〇ナビといった大衆向けのサイトだけでなく、そもそも登録できる大学に制限のあるものが存在しました
代表的なものは「〇〇"〇ー〇・〇〇〇〇゜〇」や「〇〇〇〇〇〇〇"・インターン」などです
僕がそのビズ...(ゲフン)やオル...(ゲフンゲフン)でアカウントを登録した際、所属している大学名を記入する必要がありますが
もし候補内の大学ではなかった場合
登録すらできないのです
因みにですが、候補の大学は
・旧帝大
・一橋 & 東工大
・早慶上智
・東京理科
・MARCH
(・関関同立 & 首都圏の国立大) ←サイトによる
以上です
2021年現在で日本には781大学存在しているというのに、そのうちの約3%しか登録することができないのです
間違いなくフィルターですね
因みに、これらの就活サイトでどのような情報が得られるのかというと
・サイト経由のインターン(選考直結)
・サイト経由のOB訪問(一部選考直結)
といった、非常に就活生にとって有益な恩恵を賜ることができます
★考察
経団連による就活ルールの自由化以降、経団連に縛られなかった外資系企業が先んじて青田買いしていた優秀な学生を日系企業も採用する機会に恵まれるようになったと思います。
それでも、膨大な数の学生の中から欲しい人材を見つけるのは至難の業であり、企業側も様々な方法で採用活動を行う必要があるのはわかります。
今回挙げた事例は
①企業が行っているもの
②就活サイトが行っているもの
の二点でしたが、特に②においては、その就活サイトで紹介している企業も事実上間接的に「フィルター」をかけていると言わざるを得ないです。
個人的な感想としては、学歴フィルターは企業にとっては「必要」だと思います。
ただ、フィルターだけで学生を篩にかけるのではなく、もう少し視野広げた採用活動を行うのも昨今流行りの「ダイバーシティ/インクルージョン」に合った方法ではないのかなと思います。
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