結局のところ、コミュ力とは?
今年は人と会う機会が減り、コミュニケーションという言葉についてよくよく考えさせられた年でした
コミュニケーションといえばですが
「コミュ力高い」、「コミュ障」なんて言葉よく耳にすると思います
でも僕、ずっとこれらのワードについて疑問に思っていました
「コミュ力高い人」とはコミュニケーション能力が高い人のことですか?
じゃあ「コミュ障」とはその逆ですか?
コミュニケーション能力ってなんですか?
僕はそこらへんについて実はよくわかりません
なので改めて考えてみることとしました
※コミュニケーション障害というワードについては医学的用語として用いられるもの(言語症・語音症・吃音など)があるため、今回はそう言った医学的目線から見たものは省きます
つまり今回言及するのは「人と話すのが苦手」「空気を読むのが苦手」「一方的に話したりしてしまう」などのコミュニケーション自体に焦点をおいたものです
まず、世の中には「コミュニケーション能力」と「コミュニケーションスキル」という二つの言葉が存在します
「コミュニケーション能力」とは「相手と意思疎通を上手に図る能力」と定義できます
身の回りにいませんか?
・友達めっちゃいる人
・話していてめっちゃ楽しい人
彼らがその能力が非常に高い人達だと思います
対して、「コミュニケーションスキル」とは「相手と意思疎通を行うための技術」と定義できます
日常においては対面による会話、ジェスチャー、電話などの音や視覚を用いたものから
電子メール、SNS等の電子媒体を用いたものまで多種多様です
先ほど、「コミュ障」なるものの例として「人と話すのが苦手」「空気を読むのが苦手」「一方的に話したりしてしまう」というものを挙げました
確かに、これを聞く限り、「コミュ障」なる人は「コミュニケーション能力」が高いとは言えないと思います
では、「コミュ障」は「コミュニケーションスキル」が低いのでしょうか?
身の回りにいませんか?
実際に話すのは苦手でディスカッションの現場ではあまり意見を言わないが、メールを介した場合にはちゃんと言ってくれる人
これって、コミュニケーションとれてますよね?
ただスキル変えただけですよね?
コミュニケーション能力という目線で見れば対面での意思疎通を取るのが難しかったのかもしれませんが、「スキル」を使うことで十分に補えるのです
僕はこれを、「コミュ障」だとは思えないのです
コミュニケーションの手段がほとんど対面もしくは声を介したものだった時代の名残でこの「コミュニケーション能力」の優劣が多くの場での評価軸になっているのだと思います
しかしながら、コミュニケーションのツールが多様化した現在、コミュニケーションスキルを蓄えた人間(主にテキストツールを用いる人)にとっては対面によるコミュニケーションも一手段に過ぎないのではないかと考えます
つまり、「能力」と「スキル」の二面性から見た場合の判断基準が微妙に異なるように見えたのが僕の疑問の原因なのかなと思います
何が言いたいのかというと
ちょっと自分の意見が口で言えないからって「障」なんて言葉使われたくないでしょうし使っちゃダメですよね
ただ一つ、この「コミュ障」というワードがコミュニケーションスキルの多様化の代名詞であるインターネットから伝播したものだというのはちょっと気になります
匿名性の嫌な部分が出てる気がします
最後になりましたが、僕はメールでは丁寧語で連絡をよく取りますが対面だと3秒で崩れます
あと院試で先生に「とてもおしゃべりな人ですね」と言われました
僕自身、コミュニケーションについては反省点が多々ありそうです・・・
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