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声色

11月22日、いい夫婦の日とか騒がれていた日です。
記念日の方も多かったのではないでしょうか?


私は仕事もお休みで、のんびりと朝からパンと珈琲で幸せな気分を味わいました。
小学生の頃からいくつ歳をとっても食パンと珈琲の香りは大好物、落ち着きます。
ネットを見ながらブラックフライデーで少し安くなっていた、いつもの商品を買いつつも準備して出掛けておりました。


今日は不思議な事を言ってくれた方が居たんです。
お世話になっているお店のオーナーさんで、たまたま同い年。流れてくる懐かしい曲に、反応するタイミングがまた同じで笑う。


その方、実はお誕生日だったらしく、断ることも出来たのに、わざわざ仕事を受け入れてくれた事にも本当に感謝ばかりでした。
今度改めて何かお祝いの品を持っていかなくては。

突然その方に、声良いですよねと言われました。
わからないけど、落ち着くらしい。
この舌足らずで鼻から空気の抜ける声が…?
自身もなぜなのかわかりません。


ただ、これが初めてではなくて同じことを言う人が今までにも数名いたんです。
安心するとか落ち着くだとか眠くなってくるとか。

実は少し努力した部分があります。
しがない会社員の私はお金が有り余っているわけでも無いので、独自でどんな喋り方をしたら相手は安心するだろうか?と考えては調べたりしていました。
紙に書いては、一人で話し方を家で練習。
わざとゆっくりと少し低めの声で話したり、絶対否定せずに相手の話を耳だけじゃなく受け止めてきちんと聞く癖をつけるようにだとか。


よく昔は声聞こえにくいとか、無視されたりだとかありましたけれども。
少しは努力が実っているんでしょうか。
良い意味なのかはわかりませんが、世の中の人たちに不快感を与えてないのであればいいかと思えました。

こんなことも思い出しました。
声優を目指していたアニメ声の真似が出来るあの子が、嫌いで羨ましいと思ったことがありました。
なぜなら私の好きな人が好きな子だったから。
私の持っている素敵なところを褒めてくれる人は居たのに、です。
嫌な気持ちになったり疎ましく思う時って、必ず大小なり根本の理由がありますよね。
どうしても目の前しか見えなくなってしまう。
原因を捻じ曲げて、どうか怒りや悲しみだけに覆われてしまわないように。
努力をやめてしまわないように。

昔から絵をずっと描いてきました。
漫画でもなく、作品として出展したこともありません。完全なる自己満足です。

音楽やイメージを頭に思い描きながら紙に絞り出す。
正直一枚描くことすらしんどい時があります。
心が削られるといいますか、イメージや想いをどう表したらいいのか掴めずに、集中しすぎて何時間も食べず飲まず睡眠も取らず。イメージと違うと描き直し、何時間も掛けた絵を捨てて白紙に戻しては、また同じ部分から描き出す。
満足のいく絵を描けたことはあったかな。
何を描きたかったのだろうか。
絵を描いている時はかなりの変人かもしれません。
好きな絵のはずなのに、今は休暇中です。
努力はいつでも止めてしまうことが出来る。
実らず止まって消えてしまったものが、世の中にどれだけあるのでしょうか。



懐かしい曲でも聴いて、
声と音が大好きなあの曲を聴いて、
今日の良かった出来事を少し思い出して、
明日の仕事のために眠る努力をします。
今度、絵描きが趣味のお客さんの出展作品でも観に行こうかな。

一日お疲れ様でした。













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