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茨城県北の協力隊たちの活動現場③ 栽培のノウハウを学びながら、独立就農を目指す協力隊

常陸太田市では農業関係で地域おこし協力隊が活動しています。常陸太田の名産品でもある葡萄と梨を若い力で盛り上げる!研修先の農家さんで栽培のノウハウを学びながら、独立就農に向けて頑張っています!

公務員からぶどう農家へ!

常陸太田市を代表する特産品のぶどうを栽培するミッションに着任した松原勝之さん。なんと前職は公務員!

自治体で働いていながらも、次第に自分で事業をやってみたいと考えるようになったといいます。起業するにあたって、様々な産業を調べていく中で目に留まったのは農業。また旅行に出かけた先で美味しいぶどうに出会ったこともぶどう農家を目指すきっかけとなりました。そんな中、唯一ぶどう栽培で募集があったのが常陸太田市。着任後は市内のぶどう園で栽培技術や経営・会計に関することなどの研修を受けながら、耕作放棄地を借り受け独立を見据えて、日々修行に励んでいます。独立し成功するには栽培だけでなく販路や収入の確保なども重要ですが、そのビジョンもすでに描いているという松原さん。ぶどうは生食用の販売だけでなく、ワインやゼリーといった加工品や樹液の化粧水など6次化して通年販売できる商品を開発し、さらには雇用を生み出せるレベルまで事業を発展させたいと目標を大きく持っています!

農作業中の松原さん。

梨の一大産地の若きエース!

常陸太田市で栽培が盛んな梨の農家を目指して活動している俵谷昴樹さん。農家を志し、専門の学校へ進学し、在学中は梨やぶどうなどの果樹栽培を中心に学んできました。その授業の一環で常陸太田市のなし農家さんと出会い、さらに数ある農作物の中でなしが一番の大好物いうことで、協力隊としてなし栽培に携わっています。なし栽培に関しての知識はありましたが、学生時代の研修では触れることがなかった作業も多くあり、着任当初は、苦労することもあったそうです。現在は、市内のなし農園で、栽培に向けた技術や知識などはもちろん、将来の独立に向けての心構えなども学んでいます。なし栽培に対するやる気や前向きな姿勢は、研修先でも高く評価されており、常陸太田市のなしの将来を担う、期待の存在です。市内でなし園を営む、協力隊OBの方の農業に対する姿勢も間近で見ている俵谷さんは、「自分も、農業を仕事としてだけではなく、ライフスタイルや生き方のひとつとして選択し、楽しみながら活動できる形を実現したい」と語ります。なしが大好きな俵谷さんがつくるなしで多くの人が笑顔になる日が来るのが待ち遠しいです!

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▼活動については常陸太田市のHPで発信しています。

(執筆:松原功)