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ヨーグルト混ぜない
上部がプレーン味、下部がフルーツソースで構成された二層タイプのヨーグルトこと、オイコス
上司が大量に持ってきてくれたので、みんなで食べることになった
私のオイコスの食べ方はこうだ
まずはプレーン味の素朴感を味わいたいので、上部のみ食べる
その後、下部のフルーツソースと一緒に食べたり食べなかったりを繰り返す
今思えばオイコスはプリンと同じ構造なので、プリンの食べ方をしていることになる
私がいつものようにオイコスにプリンの食べ方を適用していると、上司が
「それ!底にソース入ってるから!」
と優しい警告をしてくれた
私が白いところしか知らない奴の食べ方をしすぎていたのか、マジでイエローカードを突きつけるような勢いだった
これ反則行為なの?
大丈夫です
フルーツソースの存在もちゃんと知ってます
などと思いながらとりあえず
「この部分から食べたいんです…」
と返した
上司の手元を見ると、全体をかき混ぜられたオイコスは"完全な白"を綺麗に失っていた
フルーツソースと混ざり合い、かわいいパステルカラーになっていたのだ
そこで気づいた
私は極力、食べ物をかき混ぜたくない人間だったと
理由は、普通に視認性の問題だ
なんか…なんか嫌じゃん
食欲もちょっと減るというか
ご飯の上になにか、海苔の佃煮とかふりかけとか納豆を乗せた時も絶対かき混ぜないし、卵かけご飯も完全には混ぜない
2回混ぜたら満足する
逆に、何なら完全にかき混ぜて食べるか考えた
…流石にビビンバは混ぜさせて。
混ぜた方が、美味しいし…。
ビビンバにはこの理屈が通るようだ
しかし、上司のヨーグルトは本当に綺麗に混ざっていたな
あのパステルカラーなら、ギリ愛せそう
おわり