ユメノグラフィア終了の報に触れて
※このnoteの読者はANYCOLOR株式会社が提供する1対1のコミュニケーションサービスである「ユメノグラフィア」について体験動画や実際の体験によってユメノグラフィアが何たるかを理解しているものとします。
これは、一人のゲストでしかない俺の吐露。
―――――ユメノグラフィアが、終わってしまう。
残り幾何もない時間、こうやって文章を打ち込んでは消している。
ーーーー俺は、ユメノグラフィアを通してあまり成長出来なかった不出来のゲストなのだろう。
元々が推しの配信に来ていたキャストを見初めて、そんな美人とお喋りできるのなら、、、と思って始めたのが俺のユメノグラフィアの最初だ。
しかしながら、ユメグラを通して、べしゃりが上手くなったり、ドモりがなくなったり、はたまた心身ともに健康なオタクになれたかというと、答えはNOだ。
ユメグラに通い2年近く経つが、いつまでたっても口下手で、会話の間も持たせられない、それでいてメンタルは最悪で推しの供給に齧りついて漸く生きている。
これじゃユメグラを知った2年前と変わらない。
むしろより醜くなっているではないか。
そう思うと、とても自分がユメグラを通して何かを得ることが出来たのか、何かを成すことが出来たのか、疑問に思ってしまう。
ユメノグラフィアにはすごいキャストがいっぱいいる。
絵筆のスピードが異次元の速さのキャストがいる。
魅力的な動画を作れるキャストがいる。
ゲームが異様に上手いキャストがいる。
考えもつかなかった方面に手を伸ばし、業界の垣根を取っ払おうと奔走したキャストがいる。
ほぼ毎日発声練習配信をして、自身の発声能力の向上を果たしたキャストがいる。
推しのライバーの3D配信に出演し、見事大役を演じきったキャストもいる。
もちろん全員がお話やお姿、声に至るまで、とても魅力的であることは言うまでもない。
ゲストにだってすごい人がたくさんいる。
絵でキャストを表現できる人がいる。
音楽でキャストに感情を送れる人がいる。
文章でキャストを感動させることができる人がいる。
何百回もユメグラに訪れ、果てに全キャストとの邂逅を果たした人すらいる。
それと比べて、俺はどうだろう。
ユメノグラフィアに触れて2年近く。
何か成すことができただろうか。
文章を書けるものは書いた。推しに文章を褒めてもらうこともあった。
俺なりにいっぱいキャストに会いに行った。
俺の影響を受けてユメグラにハマった、というゲストも少なくない。
折に触れて声を上げ、ユメグラを応援し、俺のできる限りのことはしていたはずだ。
だが、
だがどうして、
この満たされない思いと苦しい胸の痛みは消えてくれないのだ。
どうか、どうかまだいなくならないでくれ。ユメノグラフィア。
俺は、まだ恩を返し切れていない。
頼むよ。
なあ、頼むよ・・・。
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これは先に行ってしまったキャストを見て、感じ、送りたい歌。
そして、これはこの先も己が道を行くキャストの皆に送る歌。