紙袋

児童クラブへ来た。
今回は作った作品を持ち帰る回で、準備時間の間に机の上に黙々と作品を並べていた。
箱の中にジオラマ風の景色をつくる工作があり、そのうちの一つに目が留まった。
ピンク色の箱の奥側にはカーテン(タッセル付き)と窓があり、手前には布地からキレイに切り抜いた猫が2匹と、キャットタワーがある。
モチーフの数とモチーフの作り方、その設置の仕方が二年生の作品にしては凝っている。
作っているところを見られなかったのが惜しいくらい良いと思った。

作品についている名札をもとに子どもたちが自分の作品を持ってくるのを、ぼくとコーディネーターさんで袋に詰めていた。
机に余っている作品を誰のか聞いて回ってくれる子が居たり、袋に詰めるのを手伝ってくれる子も居て感心した。
ストックの紙袋の中に愛昇殿の紙袋があって、渋いなと思いながら渡しちゃったんだけど、回が終わった後でコーディネーターさんが「これはちょっと……と思ってやめといた」と軽口を言っているのを聞いてしまい、やべっとなる。
ついこの前までうちにも愛昇殿の袋があったから全然気にしなかったけど、そういう配慮が大事だよね。

その後自由遊びの時間が始まり、プラスプーンが出てきたので何かと思っていたら、紙粘土・モールと組み合わせて「フォーキー」を作るらしい。
ぼくがずっと「ほうき……?」となっていたところ、スタッフさんがトイストーリーのやつね、とヒントをくれた(お手本の画像を見せるために検索してやっと正体を知る)。
目玉シールがあったはず、と思い慌てて棚を探ると、ちょうどよく大きさがバラバラの目玉シールが出てきた。運がいい。
当人は何度も口の形を試行錯誤しながら職人顔負けの表情で工作していた。


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NettoNeon
実家暮らしの兎獣人です。