NoCodeなゲーム開発ツール4選(Buildbox/RPGツクール/SRPG Studio/WOLF RPGエディター)
こんにちは熱帯魚ことRYBAです。
8月末には完全に遅刻ですが今回はゲームツール4選。
NoCodeツールとはプログラミングなしで利用できるツールのことです。
使用したことのあるNoCodeツール
(UnityはNoCodeではないと思ってるので除外)
Buildbox
RPGツクール2000・XP・VX・VXAce・MV・MZ
SRPGStudio
WOLF RPGエディター(ウディタ)
ツクールシリーズはMV/MZを比較対象とする
初心者向けと記載してますが、
普通に上級者も使っていると思います。
結論
基本的にはRPGツクール(MV以降)をオススメします。
理由は後述。
Buildbox(上級者というか英語出来る人向け)
英語が読めるなら神ツール。
ゲームを作るだけなら無料で使用可能。
(ゲームを公開する場合に費用が掛かる形態)
3D系のゲームが作成できる。
(ほかのツールでも出来ないことはなさそう?だが明らかに向いてない)
モバイルでプレイできる。
NoCodeでは最強のツールといっても過言ではないが
日本語の情報があまりにも少なめのため英語に強くないと厳しい。
海外では主流?なのか海外情報は普通にある。
プラグイン的なものの言語はJavaScriptなので
この言語が使えるとカスタマイズが効く。
3D系ゲームを開発したいのであれば、
プログラミングもある程度学び
日本語の情報が多いUnityを使うのも手。
ポイント
・英語ができるならオススメ
・3Dゲーム制作可能
・モバイルでプレイ可能
・機能をカスタムしたいならJavaScript言語を使うことになる
RPGツクール(初心者向け)
たぶんNoCodeなゲーム制作ツールで日本の使用者が最も多い神ツール
(調べてないからあてにしてはいけません)
MVからモバイルのプレイにも対応された。
ツールの基本部分は既に2000の時点で完成されており、
2000で出来たイベントコマンドが後続のシリーズで
一部削除されたりするなど謎な部分もある。
しかし、MZでついにプラグインコマンドが使えるようになったため
なんでもありになった。
(要するに自分でイベントコマンドを作ることができる)
移植の手間・動作の軽量さを求めない場合、
MV以前のツールの役割は終わったと言える。
公式ツイートでもサポートを終了することを発表している。
カスタマイズする場合は
2000は不可(だがイベントコマンドだけで様々なゲームが作られた模様)
XP/VX/VXAceはRuby言語をベースとしたオリジナル言語
MV/MZはJavaScript言語となっています。
MV初期はツール自体が重かったみたいですが、
MZは同スペックのPCで動かしてもかなり軽いです。
(その分MZは推奨スペックが多少上がっているが軽いのは嬉しい)
注意点としてMZはMVの上位互換ではない
ツクールMZのポイント
・ツールの動作も軽く基本的に優秀
・戦闘アニメが「Effekseer」によるもの
・公開から日が浅いためプラグインが少ない。
(MVのそのまま使えたりするようですが保証なし)
ツクールMVのポイント
・ツールの挙動は重め?(そこまで気にならない)
・戦闘アニメがピクチャ方式
・プラグイン多数
(海外のYanflyという方のプラグインを筆頭に多め)
ポイント
・使用者が多い=情報・素材が多いなので使いやすい
・MV以降のシリーズはモバイル対応している
・上記のメリットからRPG以外の制作でも検討に入る
・機能をカスタムしたいならJavaScript言語を使うことになる
SRPG Studio(初心者向け)
SRPGが作れる神ツール
モバイルでプレイできないデメリットを除いた場合
SRPGはこれで製作するのをオススメする。
(特にゲーム制作初心者ならさらにオススメ)
そもそもSRPGは初心者にはハードルが高いため
プログラミングスキルがない場合は
このツールでなくとも何かしらのツールを使用したほうがいい。
標準機能だと作れるゲームの仕様は
ファイアーエムブレムの聖戦・トラキアに近い。
プラグインも出回っており、
なんと公式がプラグインのリンクをまとめてくれている。
海外製プラグインには基礎となるゲームシステムを
変更できるものも存在するため拡張の幅は広い。
改造すればRPGも作れなくはないが
このツールでSRPG以外をメインに作るのはオススメしない。
ミニゲーム的なのにとどめるべき。
一応作ってみたツイートはコチラ
プラグイン的なものの言語はJavaScriptなので
この言語が使えるとカスタマイズが効く。
ツールの動作はかなり軽量
ポイント
・SRPG制作にオススメ
・〇周年でRTP素材が大量に増えたりする。アプデもいまだに行われている
・ツール・実際のゲームexeともに動作がかなり軽量
・機能をカスタムしたいならJavaScript言語を使うことになる
WOLF RPGエディター(中~上級者向け)
なんでも作れる神ツール
通称ウディタ
とあるゲームをプレイして気になったので少しいじってみました。
誇張表現抜きでシューティングや3Dダンジョン・アクションゲーム
なんでも作れる。(がNoCodeに分類していいのかは……)
初心者には敷居が高いツールだが
無料のためぜひ一度試してほしい。
基本システムも入ってるためRPG制作ならそこまで敷居は高くない。
上記の他ツールの基本システムから逸脱したことをしたい場合、
結果的にこちらのツールを使う方が
学習コストが少なく済む可能性が高い。
WOLF RPGエディターではじめるゲーム制作
というウディタ用の本も販売されている(現在は絶版?)
ツールの動作も非常に軽量である。
ポイント
・独自システムで作りたい方にオススメ
・ツールに慣れると作れるゲームジャンルに幅が出る
・ツール・実際のゲームexeともに動作が非常に軽量
・Switch(Unity経由で)への移植に成功した事例あり
まとめ
基本的にツールは自分が作るゲームジャンルで決めるべき。
しかし、現代(2020年9月時点)において
モバイルでプレイできないのは
人によってはあまり無視できないデメリット。
モバイルの点が気になる場合、
RPGツクールMV以降をオススメとする。
プラグインを駆使すればある程度RPGから外れたゲームも作れるそうです
デメリットが気にならないのであれば
3D系 → Buildbox(Unityも視野に…)
RPG → RPGツクール
SRPG → SRPG Studio
上記以外 → ウディタ
でOKだと思います。
(ツクールとStudioは有償なので注意。体験版で動作確認をしてください)