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AI美女を生成するはずが、ダルマと本気でメンチを切り合うことに

僕だってAI美女を作りたい!理想の彼女をどんどん生成してウハウハしたい!
そう思っていざ生成を始めたはずなのに、どうやらやってるうちにだんだん「本来の欲望」が鎌首をもたげてきた。

せっかく直線的でわかりやすい欲(性欲とか)を原動力にウハウハしようと思ったのに、厄介な「本来の欲望」は常に腹の底で発露の機会を待っていて、ここぞというタイミングでこちらの脳を乗っ取る。

「なあお前、本当は紋切り型の美女が見たいんじゃないだろう?」

「素直になれよ。お前が見たいのは美女じゃなくて、ダルマだろう?」

…んなわけねえだろ。
認めてたまるか。ダルマと美女は別ジャンルだ。

いや待て。落ち着け自分。
AIというやつは時折、思いもよらない角度からこちらの本心を指差してくるものだ。
試しにひとつ、ダルマを生成してみたら…

…いい。かなりいい。


ダルマ、いまさらだけどかっこいいし魅力的だ。フォトジェニックが半端ない。正直、紋切り型の美女より全然グッときてしまう。

いやしかし、これを素直に認めるのはまずい。
ダルマより美女が好き。これが現代の多数派というものだ。そうあるべきなのだ。今のご時世、多数派がえらいのだ。

ここは踏ん張りどころだ。
出る杭は打て。先人はそう言っていた。この教えに従えば、今まさに利権を奪われつつある「AI美女」本人たちに直接動いてもらう他はない。
よし。そうときたらやっちまえ!出でよAI美女たち!

…とはいえ、暴力はまずい。
ここは人間としての(人間じゃないけど)メリットを存分に発揮してもらって、ダルマの本質的な威圧感を上回る「ガチのメンチ」で威圧返しをしていただく。
彼女たちは自らの存在そのもので、ダルマを超える必要があるのだ。これはAI美女たちによる、生き残りを賭けた試練だ。

よし!頼むぞAI美女たち!君たちがダルマ水際作戦の人間代表だ!(人間じゃないけど!)


いきなり全力。片目メンチ vs 本来的な意味の舐達磨


だからといって手をだしちゃまずい!目に指が!


好敵手。拮抗する威圧感


よほど悔しいのか


説教という新アプローチ


「怒るでしかし!(本気で)」


渾身のシャウトで爆発を狙う


目の中に入れても痛くない(攻撃的な意味で)


選挙活動…?


参拝して反撃されてる


物理的破壊のギリギリ


好きになりかけてないか?


結局大好きじゃん


まさかの和解。やっぱり最後はピースが一番。
ダルマだって美女だって、しょせんは残像だもの!
ぼくらはみんな生きている!
そして、生きていなくたっていいじゃないか!
 

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