大学生のやりたい!が詰まったお祭り「用賀サマーフェスティバル2024」で用賀の街とつながろう!
みなさんは8月24日、25日に世田谷区の用賀で行われる、用賀サマーフェスティバル(通称:YSF)を知っていますか?
なんとこのイベントは地元の大学生が主体となって企画・運営がされているのです。
今回は、今年のYSF実行委員の会議にお邪魔させていただき、その実態を調査してきました。
YSFのこれまで
そもそもYSFが初めて開催されたのは2005年8月。
当時大学生だった新井佑さんが「用賀でお祭りをやりたい!」と考え、仲間とともに創りあげました。
その後、コロナなどの影響を受けつつも規模を拡大し、今でも地元に愛されるお祭りとして続いています。
そして、大学生がイベントの企画・運営を代々受け継いでいるのです。
ちなみに、新井さんは2016年に組織をNPO法人化し、NPO法人・neomuraの代表として、YSF以外にも用賀の街を中心とした地域活性化事業を展開しています。
今年のYSFを創り出す!
今年のYSF実行委員会のメンバーは、74人。会議でもその人数の多さに驚かされました。
約2週間に一度対面で会議を開き、アイデアや進捗を持ち寄って話し合いを行っています。
YSF実行委員会は全部で10個のセクション(=チーム)に分かれており、メンバーそれぞれが興味を持っていることや得意なことを生かして活動していることが特徴。
それぞれの個性が生きるからこそ、斬新でワクワクするようなアイデアがたくさん生まれます。
例えば、ステージセクションでは、用賀出身の方々による「用賀のど自慢バトル」や、用賀の人々がステージ上で自由に愛を叫べる「愛してるよ選手権」といったアイデアが。
他にも子供向けの企画を考えるキッズセクションや、屋台の食べ物を企画するフードセクション、会場全体のデザインを担当するクリエイティブセクションも存在しています。
そして、すべての企画アイデアに共通することは、「用賀の街の人々とコラボすること」。
地域に愛されるお祭りであるために、用賀という地域のつながりを大切に考えていることが伝わってきました。
また、特に驚いたのは資金集めの方法。
YSFではメンバーの学生自ら協賛金や寄付金を募っています。
なかには、商店街の人々に直接営業をかけて交渉することも。
自分たちの力で作り上げるからこその一体感があり、それだけ想いの詰まったお祭りになるのだろうと感じました。
「タグライン」に想いを込めて
YSFの「タグライン」とは、お祭りに参加する方々に提供できる価値を、想いとともに短く表現したフレーズのことです。
そして、今年のYSFのタグラインは、ずばり「用賀ハイタッチ」。
この言葉には、用賀の街の人々と「つながる、交わる、響く」という、3つの意味が込められています。
そしてそこには、お祭りを通じて用賀の街の人々と接点を持ってもらいたいという想いが根底にあります。
若者の「やりたい!」を実現する街・用賀
大学生が主体となって企画・運営を行うYSF。
実は、メンバーの中にはスクールパートナーといわれる大人の方々もいらっしゃいます。
用賀の街に住む大人の方々がサポートをしつつ、大学生ら若者がやりたいことを実現させる。
そんな環境が整っているからこそ、用賀の街は人々のつながりが強く、活気あふれる街となっているのだと実感しました。
今年の夏は、YSFに行こう!
会議を聞いているだけでもワクワクする内容が詰まっている、今年のYSF。
みなさんもぜひ参加して、思いっきり楽しむとともに、「用賀」という地域のつながりを持ってみませんか?
【詳細】
イベント名:用賀サマーフェスティバル2024
SNS(Instagram):https://www.instagram.com/youga.summer.festival
SNS(NOTE):用賀サマーフェスティバル2024の記事一覧|note(ノート)
【イベント詳細】
日時:8月24日(土)、25日(日)
開催場所:用賀くすのき公園内一帯