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将棋駒と戦国武将を融合した根付 『 戦国駒シリーズ 』
もの心ついた頃から「将棋の駒」はとても身近な遊び道具でした。
幼稚園の頃はなんと言っても “ 将棋くずし ” と “ はさみ将棋 ”が大のお気に入りでよく父に相手をしてもらっていた記憶があります。
正当な「将棋」は、父と兄が指しているのを横でじっと眺めていただけなので、なんとなくルールがわかるようなわからないような…
ただ、それぞれの駒の文字と動きがまるで生き物のようで、横から盤上の動きを眺めているだけでもワクワクしたものです。
時代劇好きの親の影響かしれませんが、「歩兵」は槍をもって走り回る足軽たち、「桂馬」はもちろん馬、「角行」や「飛車」は怪力を持つ武将‥などなど、子供の頃から頭の中で無意識にイメージ変換がされていたようです。
やがて根付師になり、ふと棚の奥の「将棋の駒箱」に手を伸ばし何十年かぶりに蓋を開けたとたん、溢れるようにイメージが湧き起こってきたのが、
この将棋の駒と戦国武将の姿を融合させた根付『戦国駒シリーズ』
なのです。
2014年から創始めたこのシリーズは、今や私の「ライフワーク的根付シリーズ」で、『駒の文字のバリエーション』と『それぞれの駒を表現する武将たち』は無限に尽きることなく表現していける素晴らしい組み合わせであり、根付師として一生創り続けていけるシリーズだと思っています。
とはいえ、一つ創るのにかなりの時間と頭?を使いながらじっくり楽しんで創り上げるのこの戦国駒シリーズは一年に一作ぐらいのペースです。
この駒武将にはどのような甲冑を仕立てようか、どのような武具を持たせようか、どんな動きにするか?状況設定はどうするか?などあれこれ考えながら創るのが本当に楽しく、いくらでも時間をかけてしまい他の仕事に影響してしまうので年一個ぐらいのペースがちょうど良いのかもしれません。
作品記録写真のデジタル現像をPC上でできるようになりましたので、「歩兵」から「銀将」までの6作品をピックアップして並べてみました。
こうして改めて並べてみると、将棋好きの方にも、戦国武将好きの方にも、将棋も戦国武将もよく知らない方にも、楽しんでいただだける根付かと思います。
● 根付『 戦国駒 歩兵 』 ●
©️2014年 陽佳 YOKA Mukaida 黄楊(ツゲ)〜個人所蔵〜
※詳しい作品解説は以下のブログに載っております↓
● 根付『 戦国駒 角行 』 ●
©️2015年 陽佳 YOKA Mukaida 黄楊(ツゲ)〜個人所蔵〜
※詳しい作品解説は以下のブログに載っております↓
● 根付 『 戦国駒 桂馬 』 ●
©️2016年 陽佳 YOKA Mukaida 黄楊(ツゲ)〜個人所蔵〜
※詳しい作品解説は以下のブログに載っております↓
● 根付 『 戦国駒 飛車 』 ●
©️2017年 陽佳 YOKA Mukaida 黄楊(ツゲ)〜個人所蔵〜
※こちらの作品に関してはまだ詳しい作品解説をブログ等アップしてませんのが、いずこのポーズを作るための苦労話などの創作秘話をnoteの記事に書きたいと思っています。
● 根付 『 戦国駒 香車 』●
©️2018年 陽佳 YOKA Mukaida 黄楊(ツゲ)〜個人所蔵〜
※この作品に関してはまだ詳しい作品解説をブログ等アップしてませんので、いずれnoteに記事を書きたいと思っています。
● 根付 『 戦国駒 銀将 』 ●
©️2020年 陽佳 YOKA Mukaida 黄楊(ツゲ)〜個人所蔵〜
※こちらの「銀将」もまだブログなどに詳細を載せておりませんが、おってnoteに記事を書いていく予定です。
●最新作 『 戦国駒 金将 』 は、
「2021 根付彫刻新作展」に出品しておりますので、下記の期間はこちらの会場に展示しております。
「2021 根付彫刻新作展」
【会期】2021年10月6日(水)〜12日(火) ※最終日は当会場のみ4時に閉場
【会場】西武池袋本店6階(中央B8) 西武アート・フォーラム
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