BNPLカオスマップ作成の裏側、カオスマップを作成するときに考えたこと -後編-
こんにちは!株式会社ネットプロテクションズ(以下NP)PRチームインターン生のななこです。
NPは3月27日に、世界のBNPL(Buy Now Pay Later)サービスをまとめたカオスマップを作成し、公開しました。
前編に続いて今回の後編では、カオスマップのデザイン検討過程から、プレスリリース配信までの全てを紹介します。前編・後編を通して、カオスマップ作成のノウハウをお伝え出来ればと思います。
前編のおさらい
当初は、BNPLサービスについて日本と海外別々のカオスマップを作る予定でした。しかし、
・NP後払いは世界でもBNPL(後払い決済)業界のパイオニアである
・世界中にはユーザーのニーズに合わせた多様なBNPLサービスが存在していて、業界的にも盛り上がっている
調査過程で判明したこの2点をより強調できる効果的なカオスマップにするため、分類軸を「サービス提供開始時期」「地域(大陸)」「請求額の最終的な支払い方法」として下記のアウトプットイメージが完成しました。
アウトプットイメージをデザインに落とし込む
デザインの過程を大公開します。
Ver.1は、NPのコーポレートカラーのひとつであり、金融サービスとして安心で信頼できる落ち着いた印象を与えることができる青色を基調としたデザインにしました。
ここから、「NPがBNPL業界のパイオニアである」「BNPL業界が世界的にも盛り上がっている」というメッセージをより効果的に伝えるためのカオスマップにするために、デザインを変更したのが下のver.2です。
放射状の年代軸であることがより分かりやすくなるよう、サービスが始まっていない年のエリアはグレーアウトさせました。
加えて、下記のような細部の修正が何度も行われました。
・サービスと利用後の支払い方法の追加及びそれによる枠幅の調整
・複数の同じ最終支払い方法を持つサービスを1つのライン上に乗せる
・年号の位置
そして完成したのがこちらです。
■デザインにおいて意識した点
当たり前ですが、ぱっと見た時の理解のしやすさは非常に重要です。そして「このカオスマップの画像のみが一人歩きしても、意味を理解してもらえる」ことを意識して作成しました。プレスリリースとしては文章で説明を加えることもできますが、見た方がシェアする際には画像だけになってしまう場合もあります。サービス開始年号や最終支払い方法が誤解されにくくなるよう、修正の度に様々なパターンを検討しました。
完成、そして認知拡大戦略へ
リリースが完成してから公開日まで休む間もなく取り組んだのはカオスマップの「認知拡大戦略」でした。プレスリリースの配信とは別に、「台湾版カオスマップ作成」と「note記事の作成」を行いました。
■台湾Ver.
台湾含め東アジアのBNPL市場(カオスマップ右中)は、見ての通りこの5年で新たなサービスが続々と生まれています。NPは台湾における後払いサービス「AFTEE」を展開しており、世界のサービスが一目で見えるこのカオスマップは台湾においても情報価値が大きいと考え、台湾語版カオスマップも同時に作成、公開しました。
■noteに挑戦
noteという手段をとった目的は2つです。
・プレスリリースにおさまらないカオスマップ作成の熱い想いを伝えたい
・カオスマップのノウハウを伝えたい
プレスリリースには、必要な情報をできる限り得やすく、理解しやすくするために余計な情報は削っています。カオスマップ制作における熱い想いは、このnoteに綴ることにしました。加えて、NPが制作したカオスマップは今回の「BNPLカオスマップ」で第5弾となります。いちPR手法としてのカオスマップとは何かに加え、作成のノウハウをお伝えすることが読んでくださる方にとっての学びになれば嬉しいです。
以上、前編に続きカオスマップ作成の裏側をお送りしました。
これからも、PRチームからはnote様々なプロジェクトの裏側を記事にしていく予定です!お楽しみに!
「BNPLカオスマップ2020」プレスリリースURLはこちら:https://corp.netprotections.com/news/press/202003270001