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#129 ドリンクが「機能性」を得た時代
現在では当たり前に「機能性ドリンク」があるわけですが、昭和期にはまだまだ少なかった。
「オロナミンC」「ポカリスエット」「ゲータレード」ぐらいがせいぜいで、後はただ「甘さ」と「スカッと感」しか得られないドリンクばかりでした。
その流れが変わったのが「バブル景気」で、若者の間に「フィットネス」という概念が広まったことで「どうせ飲むならボディメークにつながるものがいい」と考える人が増えたんです。
そして始まったのが「機能性ドリンク戦国時代」。
中でも強かったのが、食物繊維が摂れる「ファイブミニ」、カルシウムが補給できる「鉄骨飲料」、プロテイン含有の「PF21」でした。
まぁ成分量は大したことなかたろうし、これらを毎日飲んだところでナイスバディになれるわけでもないんですけどね、しかし当時の若者たちは飲んでましたよ、かなり。
ちなみに「ファイブミニ」の食物繊維は意外とバカにできず、飲みながら散歩してたらいきなりお通じがやって来て、エライ目に遭ったことがありました。
それに懲りて、以降、ファイブミニは自宅にいるときにしか飲まないことにしましたとサ。
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